「イラストレーターの特徴を学んでイラストが生成されるヤバイAIサービスが出た!」
リリースされたと同時に話題&問題になっているAIイラストメーカー【mimic】。
- どんなサービスなのか?
- なぜ問題になっているのか?
- イラストを守るにはどうすればいいのか?
話題のサービス内容をわかりやすくお伝えします。
AIイラストメーカー【mimic】とは?《現在サービス停止中》
8月29日にリリースされたばかりのAIイラストメーカー【mimic】。
東京の新宿に本社があるRADIUS5社が作ったサービスです。
どんなものか見ていきましょう。
AIイラストメーカー【mimic】とはどんなサービス?
【mimic】はイラストレーターが描いた作品からAIが画風を学び、新たにイラストを生成するサービスです。
本日、イラストレーターさんの絵の特徴を学んでイラストを生成するAI サービス mimic(ミミック)をリリースいたしました!
2回までイラストメーカー(イラスト生成AI)を無料で作成できますので、ご自分のイラストを学習させたい方は是非ご利用ください!https://t.co/fhVVFJUhQM pic.twitter.com/ZGTq8zVVcA— mimic(ミミック) (@illustmimic) August 29, 2022
>>>mimic
あなたのイラストを15枚ほど用意すれば、そこからAIが学習して30枚のイラストを生成してくれます。
クリエイターが使うメリットは以下の通り↓
- 作られたイラストを参考資料に使える
- 作られたイラストをファンにプレゼントしたりアイコンに使ったりできる
- 今まで描いたイラストを再利用して新しいイラストが作れる
生成したイラストの権利は、運営ではなく描いたクリエイターに帰属します。
なので普通に使うぶんには問題ないわけですが、大炎上することに…
なぜ【mimic】が問題になっているのか?
大炎上している理由は「苦労して描いた作品を勝手に使われてしまう」とイラストレーターが不安になっているからです。当然の心配ですよね。
「正しく使わるなら問題ない」とはいえ、悪用する人は確実に出てきます。
今でさえイラストのパクり問題が後をたちません。AIでグレーゾーンに持っていけるようになったら、悪意ある者が使うのは目に見えているわけで。
ネット上にあるイラストを勝手に使って【mimic】で似たようなイラストを生成して売り始めるヤツが…出てくるんでしょうね。
なのでTwitter上で「私の描いた作品をAIイラストメーカーなどで利用するのは禁止です」とイラストレーター達が声明を発表する事態になってるんです。
AIからイラストを守るにはどうすればいいのか?
AIで生成されたイラストの元絵まではっきり提示されればまだいいんですが…今のところ無理そうです。
なのでイラストを守るためにできる対策は以下の3つ↓
- イラストAIサービスを使う時は、盗まれてもいいイラストを使用する
- ネット上にアップする時はサインや「sample」などの文字を入れる
- 作者本人という証明ができるよう作品を『NFT』にしてから発表する
練習で描いたようなイラストで【mimic】を試してみるぶんにはいいでしょう。
アナタのイラストにサインや文字を入れても今どき消せてしまいますが、消す手間が必要なぶん利用されづらくなるはず。やっておく方がよさそうです。
そして作者の証明ができる『NFT』についてですが、簡単に言うと「イラスト画像に本物証明のハンコ」が押されたようなものです。ブロックチェーン技術によって、デジタルデータを唯一無二にすることが可能になりました。
【mimic】のようなサービスが出てくるとこれから『NFT』は必須な知識になりそう。絵やイラストを描く人はこの機会に学んでおくといいですよ↓
【関連記事】>>>サルでもわかる【NFT・NFTアート】とは?始め方・作り方・売り方《まとめページ》
『NFT』はアナタのイラスト作品を売る手段にもなります。知っておいて損はないでしょう。逆にまだ知らないと損。
AIイラストメーカー【mimic】まとめ
というわけで問題になっているAIサービス【mimic】ですが、心配されているような盗作問題が起こってゆくのか…今後も要注目です。
最近、AIのイラスト生成サービスが話題ですよね。キーワードから高クオリティで絵を作ってくれる【Midjourney】とか。無料ですんごいの作れるので楽しいです↓
【関連記事】>>>AIが絵を描く【Midjourney】とは?クオリティが凄すぎるAIアート《使い方と作成例》
これからAIサービスを使う機会はどんどん増えていくのは間違いありません。その時、いまアナログでやっている作業はどう置きかわってゆくのか…たずさわっている人々の感情とどう衝突してゆくのか。
当事者として見守っていきましょう。
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