どうも。カルチャーマニアのSai(@saisei_to_hakai)です。
VRを取り扱った、人気アニメ【ソードアート・オンライン】。
この作品はVR界で耳にすることが多いので「これは見なきゃ!」ってことで。
アニメ【ソードアート・オンライン】の第一期、第二期をレビューしました。
VRアニメ【ソードアート・オンライン】ネタバレ感想レビュー《辛口》
この記事でわかること
- 作品のあらすじ(ネタバレなし)
- 作品レビュー(ネタバレあり)
- 天才学者・茅場晶彦の目的とは一体何だったのか
- 今後の『VR』をテーマにした作品像
【ソードアート・オンライン】作品のあらすじ(ネタバレなし)
2022年、次世代のVRゲーム「ソードアート・オンライン(以下、SAO)」がプレイ開始になった。
ログインした主人公・キリトだったが、なぜかログアウトできなくなるという事態におちいる。
混乱するプレーヤーたちの前に、SAOの開発者である天才学者・茅場晶彦が現れた。
彼は言った。ゲーム内のボスを倒してクリアしない限り、SAOからは出られないということ。
そして、ゲーム内で死んだら現実の本人も死亡するということ。
パニックにおちいるプレーヤー達。
キリトはこのゲームで生き残り、現実世界へ戻れるよう、戦いをはじめるのだった。
【ソードアート・オンライン】第一期の感想レビュー(ネタバレあり)
第1話を見て、あらすじの通り「おおっ!面白そう!」となりました。
ヒットしてる作品のわりに、けっこう悲壮感あるストーリーなんだな、と期待。
崖っぷちのまま進んでく、緊張感あるストーリーは好みです。
しかし、そのまま第二話を見てみると、あれ?いきなりだいぶ話とんでる?第3話も。
「あれ、もしかしてエピソードとばしちゃったかな…」と戻ってみたんですが、間違えてない。
なるほど。第2話からはもう、プレーヤー達はSAOになじんでるんですね。
そして1話1話、違う内容のエピソードといった印象。
SAOの外にも出れないから、普通のファンタジーライトノベルって感じです。
第1話の「やばいところ来ちゃった感」はもう無くて、けっこうみんな楽しそうにプレイしてらっしゃる。
あまりのテンションの浮き上がり具合に戸惑いましたが、せっかくなので楽しく見進めました。
ここからはキリトというキャラに対する個人的な感想なのですが…。
他の人より一足早くSAOを体験している、ベータ版経験者、という設定で。いきなり強すぎないか?
2話目、3話目でもう、ほぼ敵ナシ状態っていう。
少年マンガだったら、弱いとこから修行つんで、どんどん強くなってく。みたいなところは一番楽しいポイントなのですが…。
SAOのストーリーは、そこには重点置いてないようですね。
それはまぁいいとして…。モテすぎじゃないか?
出会う女性キャラみーんな、キリトにほれちゃう。
ホホ赤らめてゆくキャラ達を見ながら、「VR源氏物語かよっ」とツッコんでしまいました。
しまいには、女性ヒロイン側から「私は死にません!あなたが好きだから!」的なセリフもとびだし。
そんな最愛のヒロインがそばにおりながら、他の女子たちにもちょくちょく気を持たせるっていう。
キリト…。まったくいけ好かねぇヤロウだぜっ。
だいたい、トリプルディスプレイでゲームやってるようなオタクが、まともに女子と話せるわけねーだろ(偏見)
こき下ろすようですが、キリトへのやっかみが出ちゃっただけで。SAOが楽しくないわけではありません。
好きなキャラでいうと、ほのぼの釣りおじさんとか良かったですね。
あと、後半出てくる妖精王なんかゲスくて死亡フラグ立ちまくってるとことか、好きです。
天才学者・茅場晶彦の目的とは一体何だったのか
いまいち理解できなくてモヤモヤするのが、天才学者・茅場晶彦の目的です。
早々にボス戦となった第十四話で、いちおーご本人から語られてはいます。
「現実のあらゆる枠や法則を超越した世界を創り出したかった」
「私は私の世界の法則をも超えるものを見られた」
SAOを作り、それを観賞し、その世界を超える意志を、キリトに見た。
ということなのですが。それってむなしくないか?
マッドサイエンティストが出てくる話は大好物なのですが、あくまで「一理ある」から魅力的なキャラになるわけで。
個人的な理想の箱庭を作る分にはいいでしょう。しかしそこに大量に人を閉じ込めて、死のゲームをさせる理由がよくわからないのです。
「それをやらないと人類は滅びていた」みたいな理由もないわけですし。
茅場晶彦とは、優秀な技術者ではありますが、天才などではなく。自分の世界に閉じこもった子供だったなと。
天才は、目的のために障害となるものを平気で消すことはあっても、関係ない人を消さないですよ。わざわざそんなシステムは作りません。必要がないから。
本物の天才は、合理性に従います。それゆえ一般社会の価値観とズレる宿命ではありますが。
それに挑む意志の力は、キリトにはあっても、茅場晶彦自身には見て取れませんでした。
「だからキリトを見て満足した」と言われても。それなら茅場晶彦は自分で戦わない、卑怯な極悪人ということにしかなりません。
なんかラストの「種子」で良いキャラとして丸めこまれた感がありますが。僕はだまされないぞっ
愛せる要素のないマッドサイエンティストだったな、という感想です。
笑えるステキなマッドサイエンティストが見たい方は、映画【ムカデ人間】のハイター教授をどうぞ。3Dモデリングに夢中なお方です。
【ソードアート・オンライン】第二期の感想レビュー(ネタバレ)あり
第一期の中盤で、「茅場晶彦」という物語最大のラスボスがいなくなります。
それにより、ストーリーの求心力が明らかに落ちた感はありました。
第一期後半は、空を飛べるし魔法を使える、妖精の世界へ。ゲスい妖精王の処刑祭りといった楽しみ方でありました。
最後はシステムをいじって勝つっていう。ズルい。
そして第二期。銃の国。
でも【ソードアート】なので、キリトはライトセーバー。
見どころとしては、VR世界と現実の行き来が多く見れる。そこらへんがストーリーに関わってくる。という点ですね。
第二期後半では、妖精の世界へ戻る。
北欧神話要素も入れつつ。現れたキャラ、「絶剣」。
いかにしてこのキャラが最強の剣士になったか、その理由が見どころでありました。
【ソードアート・オンライン】感想まとめ
というわけで、アニメ【ソードアート・オンライン】の第一期、第二期をざっくりレビューしました。
好みの問題で、僕は重厚な物語が好きです。
それは人それぞれ「ライトノベルが好きか、文学が好きか」ってなもので。
日常のリフレッシュとして、さらっと見るなら【ソードアート・オンライン】もいいですが。
ずっしりと現実にまで響くファンタジー作品を見るなら、【ロード・オブ・ザ・リング】や【ベルセルク】をオススメします。
【ソードアート・オンライン】VR関連アニメとして見る
【ソードアート・オンライン】に出てくるVRを見てみましょう。
茅場晶彦が設計した、「ナーヴギア」をはじめとする「完全ダイブ(フルダイブ)」型のVRマシンが出てきます。こちらはヘッドギアといった形状。
物語が進むと、「アミュスフィア」という後継機が出てくる。こちらは、昔SONYが発売していたHMD「グラストロン」に似ています。
他、VR機器やシステムなどは【ソードアート・オンライン】のウィキペディアに詳しく載っているので割愛させていただきます。
VRに関するセリフ引用
「他人のRPGを、かたわらから眺めることほどつまらないことは無い」
今後の【VR】をテーマにした作品像
SAOを見たおかげで、今後の【VR】をテーマにした作品像が見えてきました。
これまでのような、VR内での冒険中心ではなく。VRによる現実への返りに焦点を当てた作品が出てくるでしょう。
それによってどうやって世の中をひっくり返すか、みたいな本物の天才の話。おそらく10年以内には作られると思います。楽しみですね。
第三期もあるので、見る機会あればレビューしようと思います。
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