どうも。カルチャーマニアのSai(@saisei_to_hakai)です。
「VRや、オキュラスのことが知りたい!」
そんなアナタにオススメの本【VRビジネスの衝撃「仮想世界」が巨大マネーを生む】。
読んでみてどこらへんが良かったか、わかりやすくレビューします。
VR入門書【VRビジネスの衝撃「仮想世界」が巨大マネーを生む】感想レビュー!
【VRビジネスの衝撃 「仮想世界」が巨大マネーを生む】 新清士 著
フェイスブック、グーグル、マイクロソフト—
なぜ彼らはバーチャルリアリティ市場に巨額投資をするのか?
この熱狂はホンモノだ!
・ディズニーはなぜVRのベンチャー企業に出資したのか?
・ニューヨーク・タイムズはなぜ読者にVRゴーグルを配布したのか?
・ゴーグル型端末「オキュラス」が巨額を生みだす仕組みとは?
・VRの先にあるMR(複合現実)とは?
気鋭のジャーナリストによる渾身のレポート!
この本でわかること
- VRのこれまでの歴史とこれから
- VRが使われている、エンターテインメント、ビジネスの現状
- ヘッド・マウント・ディスプレイ(VRゴーグル)主要メーカーの成り立ちと、その製品の違い
- 海外のVRと日本のVRの違い
- 日本のVRの現状
- VRからARとMRへ。これからの未来について
【VRビジネスの衝撃「仮想世界」が巨大マネーを生む】面白かったところ
海外のVRが「リアルと同じものをバーチャルに作り出す」ことを目指しているのに対し、日本のVRは「キャラクターや架空の世界、実在しないものを作り出す」ことを目指している。
というお話が非常に興味深かったです。
ひとつ、この本の誤算がありました。
それは、例のコロナです。これは予想できなかったことです。
東京オリンピックでVRゴーグルが普及し、VRが一気に一般化する、という想定でした。これは大きく予想が外れてしまいました。
そして今後、VR、AR、MRがどんな変化をもたらすのか。
画面やキーボードなんてものは必要なくなる。
VRによる劇的な変化と、行きつく未来。
それが垣間見られ、とてもエキサイティングでした。
【VRビジネスの衝撃「仮想世界」が巨大マネーを生む】印象に残った言葉
マーク・ザッカーバーグ(Facefook CEO)の発言
- オンラインの体験は、テキスト、ビジュアルと来て、「論理的に考えると、次の段階は、完全な没入型のVRになる」
- 「テレビは、ARグラスに表示されるアプリとして、1ドルで売られることになる」
未来学者 ミチオ・カク教授の発言
- 「このコンタクトレンズは人の顔を認識し、即その人の経歴が映り、もし相手が中国語を話せば、字幕がすぐに出てくるようになるでしょう」
【VRビジネスの衝撃「仮想世界」が巨大マネーを生む】読んで考えたこと
本の中で、戦艦大和をVR空間上に復活させた、というエピソードがありました。
これは僕たちが見たいものを、バーチャル上で実現できる、ということです。
ここで想像しました。その技術が進めば。
信長になって、歴史を疑似体験する。
桶狭間でアドレナリン爆発させて「いったるるぁぁぁぁぁあーーーーーー!!!!」と、突撃することもできます。
逆に、歴史をひっくり返す体験もできる。
本能寺で罠にかかったフリをして「全部お見通しじゃぁあああーー!!はっはーーーは!」と、ピンチを切り抜ける。
秀吉と家康を従えながら、天下統一。
その張本人になって、その場に立つ。そんな体験もリアルにできるわけです。
脳ミソが焼かれるほどの興奮が待っているのではないか、と想像しました。
ですが、これほどの体験は現実世界ではできないわけで。楽しすぎるとVR依存が怖いです。
そこをしっかりと線引きできる自信は、ありません!
【VRビジネスの衝撃「仮想世界」が巨大マネーを生む】感想まとめ
VRのことを知りたい時、はじめて手に取る本としてぴったりな一冊でした。
著者は現在も第一線で日本のVR開発に携わっている方です。しっかりとした取材と体験から書かれており、信頼のおける良書です。
また、ヒストリーや、人物のストーリー、著者の経験談も踏まえて解説されているので親近感もわき、わかりやすいです。
VRビジネスのノウハウや、VR技術者向けの本ではありません。VR分野のあらましを知るための本です。
VR周辺のことをざっくり知りたい方にはピッタリな内容なので、ぜひ読んでみてください↓
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