オススメVR本【ミライのつくり方 2020-2045】GOROmanさんの名著!感想レビュー

どうも。カルチャーマニアのSai(@saisei_to_hakai)です。

「VRはなんとなく知ってるけど、もっと面白いVRの本ないかなぁ?」

そんなあなたに、あります!面白くてアタマがスパークする本【ミライのつくり方 2020-2045】。

VRによって世の中が変わってくビジョンがはっきりと見えるコチラの本をレビューします。

 
さい
VR歴3年の僕がお伝えするよ!

オススメVR本【ミライのつくり方 2020-2045】GOROmanさんの名著!感想レビュー

オススメVR本【ミライのつくり方 2020-2045】GOROmanさんの名著!感想レビュー!

ミライのつくり方 2020-2045 僕がVRに賭けるわけ GOROman著

元Facebok・Oculus Japan創設メンバー、GOROmanが予言するVRの世界。

Q VRやARが「一般に普及する」には、どんなことが必要だと思いますか?
A 「現実より便利になる」必要があります。

Q 個人の力でVRを活かすコンテンツとして、どんなものが考えられますか?
A 「視界を提供するサービス」が生まれるのではないでしょうか。

Q VR時代になって「国が変わる」ってどういうことですか?
A その国の文化や理念に共感する人が、「自分の属する国」を決めるようになるでしょう。すなわち、「生まれた国」と「自分が属する国」の両方に属するようになるのではないでしょうか。

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この本でわかること

  • 日本VR界の最重要人物・GOROmanについて
  • 日本にVRゴーグルが入ってくるまでの流れ
  • 世の中でVRが一般的になるまでの想定
  • VRで私たちの生活はこうなる
  • VRで社会はこう変わってゆく

VR本【ミライのつくり方 2020-2045】感想レビュー

すんげー面白い!断言します。これまで読んだVR本で、一番面白かったです。

読んでいたら頭がスパークして、夜寝れなくなりました。

本の前半はGOROmanさんの自伝です。子供から大人になるまで何をしてきたか。どう生きてきたか。

小学生の頃からプログラミングを覚え、自作ゲームで遊んでたってすごくないすか。

僕んちの兄弟なんて、小学生の頃はカセットテープにおならの音を録音してって、ナレーション付けて遊ぶっていうバカ兄弟でしたよ。

レベルが違いすぎる…。

VR本【ミライのつくり方 2020-2045】感想レビュー

VRが世に広まってゆく展望の話も「まずARがくる」っていうのがしっくりきました。

確かに。いくら面白いVRコンテンツがあっても…。

ゴーグルかぶったり高いパソコン買ったり、っていうのを大勢がやるイメージはできないんですよね。

ARが自然と現実世界に入り込んできて「あ、バーチャルの方が便利じゃん」となってからがVRの出番なわけですね。

VR本【ミライのつくり方 2020-2045】面白かったところ

VR本【ミライのつくり方 2020-2045】面白かったところ

テレビ、パソコン、スマホときてVR。そうなるために越えなければいけないキモさの溝。

GOROmanさんの言う“キモズム理論”は核心をついてるなぁと思いました。

VRもARも、ゆくゆくは「現実にどれだけ足すか」「現実がどれだけ透けて見えるか」。という風に、現実や仮想のON/OFFを選んでグラデーションできるようになる、というのがわかりやすくイメージできました。

今の生活では、パソコンでウィンドウ開いたり閉じたりズラしたり、ということをやっているわけで。

VRだったら画面の枠がなくなるので、新しい作業環境ができてはるかに便利になる。というお話。

どういったVRのOSが出てくるのか、楽しみでしかありません。

全員が秘書のようなAIを持つようになる。というお話は、現在のSiriやアレクサでもそうです。

それがVRになると、アバターが与えられるわけなので。

ますます“秘書”感が出て、自分の絶対的パートナー、刑事モノでいう“バディ”感も出て面白いなと感じました。

VR本【ミライのつくり方 2020-2045】印象に残った言葉

●VRが登場してようやく、我々は「画面の枠=フレーム」という呪縛から解き放たれます。紙を入れ替えて作業をすることの模倣から始まった「ペーパーパラダイム」がようやく終了し、空間全体を作業に使える「空間パラダイム」へと変化するんです。

●今だと「わざわざそんなこと、電話してこないでメールで済ませて」と思うことがありますよね?同じように、VRが一般化すると、「うわー、昔、電話してたわ」「メールしてたわ」ってことになるかもしれません。

●僕らは全員が「秘書」のようなAIを持つことになり、スケジュール調整などはAIに任せてしまうようになるでしょう。

●現実に加えて人々は、「自分が選んだアバター」というアイデンティティを持って生活していくことになるのではないでしょうか。

●VRの時代には、視界の伝え方・見せ方を見つけた人が、きっとヒーローになるんでしょうね。

●自分が属する国、自分が属したい国を、住んでいる場所とは無関係に選べるようになるとすれば、暮らし方・生き方はずっと自由なものになるはずです。

●だから僕は、2045年には、たくさんの国がバーチャル世界にあふれ、人は複数の国に属し、自由に国と国の間を渡り歩くようになるのではないか、と思っているんです。VRが「時間と空間」の常識を変えてしまう結果、僕たちの生活基盤である「国」からも、僕たちは自由になれるはずなのです。

VR本【ミライのつくり方 2020-2045】読んで考えたこと

VR本【ミライのつくり方 2020-2045】読んで考えたこと1

“画面という枠”から解放された、“VR OS”ってどんな感じになるんだろうなーと想像しました。

勝手な想像。VR内で、自分の目の前に樹を植えてく感じだったりするのかなぁと。

自分の頭の中をマインドマップに書き出すみたいなもので、目の前の樹として育ってゆく。みたいな。

それが時間軸として、らせん状に植えられて。その空間を自分は瞬時に移動できて。

キーボードやマウスも必要ないのでしょうね。

何か言ったり、直接つかんだり。視線で動かしたり、まばたき2回がダブルクリックだったり。

直感的な操作ができるようになって、いろんな機器の操作からも解放される。という感じになるでしょうか。

“国の概念が変わる”というお話も、まさに!そういった可能性を感じてVRに興味を持った自分としては、頭スパークな内容でした。

バーチャルSNSなど、VR内で独自のコミュニティができて、リアルに属する共同体の価値や感覚が変わってくるんだろうなーと。

VR本【ミライのつくり方 2020-2045】読んで考えたこと2

VR内で国や会社、何かをはじめる団体が出てくるのも時間の問題かなーって感じで。

「そうそう、そういうことをいち早く調べるためにVRに入ったんだよ!」

というわけで。芯食った内容の本でした。

「まぁなんとなくVRはわかってるけど、頭スパークするようなVR本ないの?」って方にはマジでオススメ。

むしろVRに興味あるすべての人に読んでもらいたい。ぜひ読んでみてください。

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