一時的なブームから、ひとまず落ち着いた感のある音声SNS【Clubhouse(クラブハウス)】。
これから【Clubhouse】はどう使われていくのでしょうか?
今後の使われかたを予想してみましょう!
今後どうなってゆくのか?3つの考察!
音声SNS【Clubhouseの未来】クラブハウスは今後どうなってゆくのか?
今後は、こんな感じになってくんじゃないでしょうか。
- ステージとして使うか、居酒屋として使うかの二極化
- Clubhouse疲れにより、他のSNSと同じく一部の利用者にのみ定着する
- Clubhouseを中心として、音声メディア全体が活発になる
それぞれくわしくご説明していきます。
それプラス、新しい使い方もいろいろ出てくるはずなので、それについてもお伝えします
ステージとして使うか、居酒屋として使うかの二極化
今後は、有名人がステージとして使う【Clubhouse】と、一般が居酒屋として使う【Clubhouse】に二極化していきそうです。
有名人やインフルエンサーの【Clubhouse】
使ってみるとわかる通り、影響力がハッキリと反映されるのが【Clubhouse】です。
有名人のトークルームは、どんどん人が見にくるので、ステージみたいになります。
一般のトークルームは、つながりのある人しか入ってこないので、居酒屋の一室みたいになります。
なので、影響力のある・ないで【Clubhouse】は全くの別物になります。
一般の人が「Clubhouseで成り上がる!」みたいなことはかなり難しいでしょう。
企画や司会をやって「影響力を増そう」っていうのはだいぶハードです。
他の何かで有名になって、影響力持ってから【Clubhouse】使った方が早そうです。
すでに影響力のある有名人であれば、【Clubhouse】はガンガン使ったほうが良さそうですね。
マネタイズの方法が大きく関わってきますが、かなり強力なツールになりそうです。
トークルームを始めればフォロワーに通知がいくので、一気に人が集まる。そうして告知などにも使われてくことでしょう。
一般利用の【Clubhouse】
一般の方はそういった使い方はできません。が、トークルームをやると思わぬつながりが生まれる可能性はあります。
友達の友達がトークルームに入ってきます。意外な共通点をみつけます。
そこから何か一緒にやる、みたいなきっかけになり得ます。
なんせ【Clubhouse】だと、居酒屋に行くより気軽にトークルームで会合できます。
「あ、そういえばあいつ今、遠くに住んでるんだよな」って人まで呼べます。
なので逆に、居酒屋なんかは【Clubhouse】に多少お客さん持ってかれそう…。
Clubhouse疲れにより、他のSNSと同じく一部の利用者にのみ定着する
【Clubhouse】のネガティブな面に関してです。
他のSNS以上に、利用者の格差がえげつなく出るのが【Clubhouse】です。
そして、人に会話に加わるので「空気を読む」という能力が必須です。
なので当然【Clubhouse疲れ】になる人はめちゃくちゃ多いはずです。
それでも、利益につながる有名人の利用は続くでしょう。
一般の利用は、たまに会を開くくらいで、そんな活発には使われないと予想しています。
熱烈に支持してる人がスピーカーになった時だけのぞいて、普段はそんなに見ない。ある種、テレビ・ラジオ・ネットと同じ並び、みたいな。
メディアのチャンネルのひとつとして【Clubhouse】が収まる感じになるんじゃないでしょうか。
そうなると、なにげなーく流し聞きしてたラジオなんかは一番ピンチかもしれませんね。
そして一般利用は、いろいろネガティブなことが起きてきそうですよね。
参加者が増えれば増えるほど、「Clubhouseの民度が下がってきた」みたいなことは言われそうですし。
空気読めない人をあぶり出して【Clubhouse村八分】みたいなことも起こりそうです。
あとネガティブな使われ方としては、宗教や、マルチ商法の勧誘に使われたり。
有名人には、張り付いてネット記事のネタにしてやろうみたいなタチの悪いライターは出てくるでしょうね。
人間がそこで活動する以上、いろいろとネガティブなことは起こってきますが。
どんな方向に水が流れ落ちていくのか。楽しんで見守りましょう。
「もうイヤだ!Clubhouseやめたい!」とか思っても、英語でのアカウント削除はけっこーめんどいですからね。
「やめる」とかでもなく、幽霊部員として遠巻きに見守っておけばいいんじゃないでしょうか。
Clubhouseを中心として、音声メディア全体が活発になる
「音声メディアが来る」とは前から言われていたわけですが。
【Clubhouse】によって、一気に“音声メディア”というものが認知されましたよね。
しかし【Clubhouse】をやってみた一般利用者は、“スピーカーになる”っていうハードルの高さを知る。
他に自分でもスピーカーになれるような“他の音声メディア”へ関心が向く。それぞれ合っている音声メディアに散らばってゆく。そういう流れが予想されます。
これを「音声メディアフェス!」っていうイメージにするとわかりやすいんじゃないでしょうか。
【Clubhouse】をメインステージとして、周囲の森や川、平地などに小屋や露店が並んでくイメージ。
音声メディア業界全体が、【Clubhouse】ブームをきっかけにして盛り上がっていきそうです。
現代人の「目」は酷使されているわけですが、「耳」はまだ空いていた。
作業中なんかは、ずーっと耳から情報を得る。これが習慣化していくでしょう。
人が常に何か聞くようになって、スマートスピーカーやスマートイヤフォンもどんどん売れるでしょう。
音声メディアと共に、相乗効果で普及していきそうです。
このサイトでは、以前にもいろいろな音声メディアについて取り上げています↓
今はVoicy、himalaya、SPOON、stand.fm、Radiotalkなどなど。
さまざまな音声メディアプラットフォームが人気です。
その中でも、僕は【stand.fm】を使っています。
【stand.fm】は【Clubhouse】のようなエゲツないプラットフォームではありません。
他の利用者からはフォローもフォロワーも見えず、再生回数なども見えません。(いいね数は見えますが)
なので、SNSのように利用者が病みそうな要素は少なく、優しい設計になっています。
音声メディアに興味がある一般の利用者は、こういったプラットフォームに流れてくるんじゃないか、という感じがします。
なんせ【Clubhouse】は、修羅たちがバッチバッチにしのぎを削るプラットフォームですのでね。
会話とは違って、「一人で話す」ことを欲する人も多いはずです。深い思考だったり、コンテンツの作りやすさだったり。
そういうのは会話する【Clubhouse】より、他の音声メディアの方が向いています。
【Clubhouseの未来】新しい使い方はいろいろ出てくる
【Clubhouse】はまだまだ実験的に使われている段階です。
最近では、落語家さんが寄席として使ったり。
企業が新卒採用の場として使ったり。
いろいろな新しい試みがはじまっています。
僕も音楽仲間たちと、音楽で使ってみようとしたのですが…
スマホ一個だと、電話のようなヒドイ音質だったので。いろいろ機材がないとキビシイですね。
ミュージシャンだと、コラボしてリアルタイムで音楽を作ってく過程を配信、みたいな使い方もできそうですね。
あと、【Clubhouse】の仕組みがわかって思ったんですが、【Clubhouseコンパ】とかも向いてそうですね。
「話が合いそう」とか「ちょっといい感じかも」となったら、そのまま流れで二人だけのトークルームを作れるっていう。
キラキラ感をまとった人々の、出会いの場としてもけっこう使われるようになるのでしょうか。
ひとつのメディアとして、今後どれだけ一般に定着していくのか。見モノですね!
他、【Clubhouse】について まとめページ↓
>>>音声SNSアプリ【Clubhouse(クラブハウス)】とは?始め方から使い方まで まとめページ