どうも。カルチャーマニアのSai(@saisei_to_hakai)です。
「ロボットなのに…なんて人間味豊かなストーリーなんだっ!」
【自虐の詩】や【男の操】など、心にズドンとくるマンガで知られる、業田良家先生の作品。
現在進行形で書かれている、近未来SFマンガ【機械仕掛けの愛】。これが泣ける。
ARグラスも出てきたし、傑作マンガすぎたのでレビューします。
【機械仕掛けの愛】が泣ける《ネタバレ感想レビュー》
まず、第一話目『ペットロボ』を読んだだけで心にくる。
フツーの女の子の形したロボットなんですが、子供のできない夫婦にペットとして飼われている。
飽きられたら売られ…人の手を転々とする女の子ロボット。
この女の子ロボには、忘れられないお母さんがいて。
そのお母さんに会いに行ってみるんだけど、その人には本当の子供ができていた。
女の子ロボは見つかって声をかけられるが、「人違いです」と、泣きながらその場を去る。警察に連行されて。
そうしてメモリを消去され、中古で売られた女の子ロボ。
そこに「この子をください」と現れたのは、あのお母さんだった。
「昔、育てたことがあるんです」
店員が言う。「メモリは消してしまいしたよ?」
「いいんです。私が覚えています。」
私が覚えています。この子のことは全部。
そうして、女の子ロボはお母さんに引き取られてゆくのでした……泣けるっ
全編ハートフルかというと、そうでもなく。
時には怖い話だったり、ハッピーエンドだったり。
1話完結で、いろいろなお話が宝石のように詰まっています。
ロボット、AI、ビッグデータ、SNS…
そういった最新技術を通して浮かび上がってくる“人間”という生き物の本質。
【機械仕掛けの愛】を通して、未来の人間社会を垣間見ることもできる。
めちゃくちゃ傑作マンガなのでオススメです。
ARマンガとして見る
5巻の『失業キャップ』というお話に、ARが出てきます。
ヘルメット型のARグラス、といったモノでしょうか。
クビを言い渡された主人公が、『失業キャップ』と呼ばれるその道具を渡されます。
これをかぶると、いろんな偉人たちがARで現れます。
偉人たちのポジティブな名言を聞いてるうちに、主人公は活力を取り戻し…
個人で弁護士事務所を立ち上げ、再出発!というお話です。
これは本当にあり得る話だな、と感じました。
VR・ARの没入感によって、その中のコンテンツによって与えられる影響は確実にあります。
技術が進化するほど、その影響は力を増してゆく。
ゆくゆくはVR・AR体験によって、人の人格までポジティブに変えたり、精神的な面で変化させてゆく、みたいなことも可能になってゆくでしょう。
なのでこれはトンデモ話ではなく、ホントにあり得るお話でした。
ぜひ、参考に読んでみてください。
【機械仕掛けの愛】試し読みできる
こちらで試し読みできるので、ぜひ↓
>>>小学館Eコミックストア
NHKでオーディオドラマ化!今後はアニメ化される?
今のところアニメ化はされていませんが、NHKでオーディオドラマとして5話だけ放送されました。
ハートフルな内容も多いですし、作画へのハードルは高くなさそう。
なので今後はいつかアニメ化される日も来るんじゃないでしょうか!と期待しています。
【機械仕掛けの愛】完結は?
現在、7巻まで発売されており、まだ完結はしていません。
今後も刊行されてく予定です。
いろいろな人間の感情が揺さぶられる傑作マンガです。ぜひ読んでみてください。
他、今までレビューしたVR関連本はコチラにまとめています↓
>>>未来がわかる!【バーチャルな本】感想・レビュー《まとめページ》
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