どうも。カルチャーマニアのSai(@saisei_to_hakai)です。
VRが登場する、近未来サイバーパンク映画【JM】。
キアヌ・リーヴス×北野武の共演でも話題になりました!
こちらをレビューします!
サイバーパンク映画【JM】感想レビュー!《あらすじ・ネタバレあり》
映画【JM】あらすじ(ネタバレなし)
舞台は2021年。世界はコンピュータネットワークでおおわれていた。
その影響で。電磁波による病が、人類を飲み込もうとしていた。
“記憶屋”のジョニーは、最後の仕事として、極秘情報を運ぶ依頼を引き受ける。
依頼主の元へ行き、アタマのチップに情報を記録させる。
その情報を狙って、犯罪組織“ヤクザ”が襲撃しに現れたのだった…
映画【JM】レビュー(ネタバレあり)
うーん、いろいろと残念!
キャラ描写不足に、説明不足!
観てる側の心理と、ストーリーの感情がかみ合わないままどんどん転がってっちゃう感じ。
主人公のジョニーが一体どうゆう人で、なぜ“記憶屋”という仕事をしているのかもわからないまま襲われちゃって…
アタマに記憶したものが「世界を救う」情報だとわかっても、ジョニーは「いや知らんがな!高級ホテルでクラブサンド食べて、娼婦抱きたいんじゃ!」というタイプの人だし。
観てる側の、“感情の落としどころ”がよくわからない映画ではあった。
「昔の記憶を犠牲にして、情報を記憶させる」みたいな設定があるんだし、うまく活かせばいくらでも面白くできそうな感じはする。
それが…ラストで、初見のお母さんの記憶をチラっと出されても…感動しないでしょう。
駆け出しの小説家にでも脚本書いてもらったほうが、面白い映画になるはず…
と思ったら、これ、原作者のウィリアム・ギブスンが脚本書いてるのか!どうしたん!
サイバーパンクを代表的する作家も、映画の脚本とは相性が悪かったのだろうか…
面白そうなものはいろいろ出てくるのに、うまくかみ合ってない感…残念!
映画【JM】の世界について 《ハッカーのイルカも登場》
ウィリアム・ギブスンのSFでおなじみの、退廃した社会に、高度なテクノロジー。
そして謎の東洋風をブレンド。
犯罪組織“ヤクザ”や、医療テクノロジーが発達してる場所として“チバ”など。日本のものがいろいろ出てくる。
ヴィジュアルデザインは、映画【ブレード・ランナー】でもおなじみのシド・ミード氏が加わっている。
キーとなるキャラクターには、イルカのハッカーも登場。
このイルカ、海軍に訓練され、薬漬けにされている。大海を泳いでいる幻覚を見ているイルカで。
パスワードをみつけたり、いろいろとスキャンできたりと。謎の超能力イルカで笑える。
VR映画として【JM】を見る
この映画では、がっつりとVRが出てきます!
VRゴーグルみたいなのは、3タイプ出てくる。
1つ目は、アタマのチップに記憶させる時に使う。
記憶できる容量が160GBということで。
OculusQuest2(の高いほう)より容量少なっ!笑
2つ目は、『サイノ・ロジック』という銀色のゴーグルと、『データグロープ』という操作用グローブ。
これでネット世界にアクセスして、情報を得ようとしていた。
3つ目は、イルカのジョーンズを経由するやつ。上から吊るされて、ゴツくて大きいゴーグル。
初期VRゴーグル『ダモクレスの剣』みたいなやつ。
この映画のVRで見る映像は、その当時の最先端CG!って感じですね。
今見るとレトロなんですが、それはそれで楽しい。
ただ、その当時の人が見ても「VRってすごい!」とかイメージできるものではなかったでしょう。
ストーリーの「何してんだかわからない感」と相まって、「なんだかよくわからない映画内のアイテム」って印象が残るだけですね。
ストーリーは残念ですが、いろいろと楽しめる要素はあります。
テクノカットのキアヌ・リーヴス。めちゃかっこいい北野武。
ラッパーのアイスキューブも登場。ドルフ・ラングレンも、こんな役やってたんだ。
映画【スピード】で一躍スターになったキアヌが…【JM】でサイバーパンクして。
【マトリックス】でサイバーパンクを極める。という流れも面白いですね!
参考として【JM】観るのもいいかと思います!
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