どうも。カルチャーマニアのSai(@saisei_to_hakai)です。
VR映画といえば【マトリックス】。
その続編【マトリックス リローデッド】について、あらすじからラストまでわかりやすく解説します。
VR映画【マトリックス リローデッド】の真実をわかりやすく解説
映画のあらすじ(ネタバレなし)
ネオと仲間たちは、人類を解放するため、機械たちとの戦いを続けていた。
しかし、人類が住む最後の街「ザイオン」の位置が機械たちにみつかってしまう。
機械たちが攻撃を開始するまで、残り72時間。
ネオ達はザイオンを救うべく、再びマトリックスへ入る。
そして戦いは始まるのだった。。
【マトリックス リローデッド】感想レビュー(ネタバレあり)
前作【マトリックス】がシリーズ最高傑作なのは間違いないでしょう。前作のレビューはコチラ↓
【関連記事】>>>映画【マトリックス】の真実をわかりやすく解説《VR映画としても考察》
でもファンとしては、またあの世界観を見れるのならそりゃもう楽しいわけで。
なんといっても、人間の住む街・ザイオンが見れて、人々が踊る。心躍るシーンです。
ナイフ使いのツインズもスタイリッシュでステキ。
それをぶった斬るモーフィアスの日本刀さばきも見れます。
ファンとしてはそれだけでも楽しいので、多少のわかりづらさは甘く見ます。
が、ストーリーが見失われないように以下に補足しておきます。
ベインという男が、スミスに乗っ取られる
そのあとリアルの世界に帰ってきたベイン、この中身はスミスです。
スミスがリアルの世界にまで入ってきちゃったわけです。
ネオを慕うキッドという少年が出てくる
この少年は、スピンオフアニメ作品【アニマトリックス】のエピソードに出てくる少年です。
その時、少年はネオに助けられています。
ここらへんを補足したうえでも、マトリックスよりもはるかに分かりづらい内容だとは思います。
哲学的な内容なだけに、設定もセリフも比喩や暗示が多いですし。
大ヒットした映画なのに、安易にわかりやすい続編を作らなかった、というのは僕は好感を持ちますが。
観る人によって見方が変わってくる映画ではあると思います。
完結編【レボリューションズ】へと続くラスト
ストーリーの流れをまとめます。前回の【マトリックス】では人間たちが機械にコントロールされ、仮想空間の夢を見せられていた。
そこから人類を解放するために、ネオ達は戦っている。
モーフィアスは「未来は自分たちの手で切り開ける」と信じていた。
今回の【リローデッド】では、人間が生きる現実世界にピンチが訪れる。
それを救うヒントを得るため、再び預言者に会う。
預言者の言った通り「ソース」へ入ると、マトリックスの設計者「アーキテクト」に会う。
アーキテクトは真実をネオに伝えた。
「私たち(機械)は、完璧なマトリックスを作ろうとしている。が、人間の不完全さによってうまくいかない。今までに、もう5回もマトリックスを破壊している。」
預言者もプログラムの一種で、“人間の不完全さ”に居場所を与えた、ザイオンの母であった。
救世主とは、マトリックスが排除しきれないプログラム上の異物のことで、マトリックスをアップデートするための鍵となるプログラムでもある。ネオで6人目とのこと。
ネオには1対1の愛情を重視する、独自の性質が見られる。が、マトリックスに完全なる調和をもたらす鍵にはならなそうだ。今回もマトリックスを破壊することになるだろう。
というわけで。真実は聞いたが、人類のピンチは変わらない。
ネオは人類を救うより先に、愛するトリニティを救いに飛ぶ。
救ったはいいが、モーフィアスに「全てはウソで、全て操られていた」と真実を伝える。
機械たちが襲いに来る。船は破壊される。にっちもさっちもいかない状況になる。
が、なぜか生身のネオが謎の能力でセンチネルの襲撃を食い止め、その場に倒れる。
運ばれたネオが眠る同じ部屋には、ベインを乗っ取ったスミスが眠っていた。
というところまでが【リローデッド】のストーリー。まとめてみても難解ですね。
特にアーキテクトの話がむずかしい。ここは何回も見返してみても、はっきり「こういうことだ!」とわかる内容ではありません。
見た人がそれぞれに考えて、想像して「たぶん、こういうことだ」と補完するしかない内容になっています。
ここがおそらく「何この続編。まとまり悪くね?」となってる最大の原因じゃないでしょうか。
いいんです、完璧にわかろうとしなくて。観たいように観れば。
僕は【マトリックス】シリーズを、ひとりの人間の内部で起こっている精神世界の話だと思っています。
なので、それぞれのキャラは人間の一部分を象徴するものとして置き換えます。
- ネオ 自意識、矛盾
- モーフィアス 信念
- トリニティ 愛情
- メロビンジアン 欲望
- パーセフォニー 嫉妬
- オラクル(預言者) 予感、直感、心の声
- アーキテクト(設計者) 論理、理屈
- キーメイカー 知識
- スミス 謎、疑問、不明なもの
これら人間の心や精神が葛藤して、アイデンティティを作り上げてゆく話だと思っています。
なので心の作用として、このストーリーの行く先は…。
そこらへんの話は、マトリックスシリーズ第3作【マトリックス レボリューションズ】でお伝えします。
【マトリックス レボリューションズ】のラスト解説レビューはコチラ↓
【関連記事】>>>VR映画【マトリックス レボリューションズ】ラストの解説からその後までを考察レビュー
【マトリックス リローデッド】をVR映画として見る
VR映画としてのあらましは、前回の【マトリックス】でお伝えしました。
新たに出てくるアイテムは「欲情させるケーキ」くらい。
VRは相変わらずですが、【リローデッド】ではARが出てきます。
船をドックに収納する際、真っ白な管制室のARシステムで管理しているシーンがありました。
人間の住む街・ザイオンは原始的な服を着て、貧しそうな雰囲気でした。
それとは反対に、人類の希望となる船団の配備システムは、一番ハイテクにして力を集めている。ということでしょうか。
印象的なセリフ
「もし明日 戦争が終わっていたら?
戦う価値はないか?
死ぬ価値はないか?」 モーフィアス
【マトリックス4】は2021年12月公開!予告やストーリー、キャストは?
シリーズ4作目【マトリックス レザレクションズ】が2021年12月に公開されました。
第4作目の監督は、ウォシャウスキー姉妹ではなく、ラナ・ウォシャウスキーのみ。
キャストは、引き続きネオ役のキアヌ・リーブス、トリニティ役のキャリー=アン・モス。そして、ナイオビ役のジェイダ・ピンケット=スミスも登場しています。
さっそく見てレビューしました↓
【関連記事】>>>映画【マトリックス レザレクションズ】の真実《考察・感想レビュー》
【マトリックス リローデッド】まとめ
難しい言葉が多いからといって、かたっくるしく観る必要はありません。
そもそも、マトリックスは「思い込んだことがすべてだ」と言ってる映画です。
速く動けると思えば速く動けるし、飛べると思えば飛べる。
自分はできると思えばできるし、強い人間だと思えば強く生きられる。
「全ては思い込み」という人間の認識。その限界。
それによる心の作用を理解すれば、誰もが力を手にできる。
そんな重要なことを、視覚的にわかりやすく教えてくれる映画です。
それぞれが、この映画に見たいものを見い出せばいいんです。
あなたのヒントになる、何かしらのものが見い出せるのだとしたら。
この映画を観る価値はありませんか?
以上、映画【マトリックス リローデッド】レビューでした。
ちなみにマトリックスのような仮想世界に入ってみたいなら、VRゴーグル『Meta Quest2』が大人気です↓
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