ついに、オリラジ中田あっちゃんの【NFTとメタバース】解説キターーー
「史上もっともわかりやすく、かみ砕いて説明させていただきます!」
とおっしゃる通り、聴くだけで楽しく【NFTとメタバース】がわかります。
しかし「ちょっとここは誤解されそうだな…」ってところもあったので、せんえつながらあれこれ補足します。
動画と合わせてこの記事を読んでおけば、【NFTとメタバース】をざっくり理解できますよ。
中田敦彦【NFTとメタバース】Youtube動画解説を補足《NFTの教科書レビュー》
先に結論を言います。補足したいのは、以下の3つ↓
- NFTは「コピーできなくする技術」じゃなく「オリジナル証明する技術」
- 「メタバースが来る感」あるけど、早々には来ない
- 「NFTは環境に悪い」うんぬんの話について
動画の流れにそって見ていきましょう↓
動画【NFTとメタバース】前半
参考にしてる本は『NFTの教科書』。こちらの本を元に解説されていますね↓
「NFTの本はまだほとんど無い」というのはおっしゃる通りです。他に書籍になっているのは、
- 美術手帖 2018年12月号『アート×ブロックチェーン』
- 美術手帖 2021年12月号『「NFTアート」ってなんなんだ?!』
- ブロックチェーンゲームの始め方・遊び方・稼ぎ方
くらいかと思います。 2021年11月以降、NFT解説本が一気に増えました。
ですがこの『NFTの教科書』、「ビジネスやる人向けかなー」って内容なので、一般の人は読んでも難しいと思います。あっちゃん動画の解説は、本の項目だけ参考にした感じ。全くの別物。
というわけで中田あっちゃんの独自解説、はじまりはじまり~
冒頭から「NFTの概念を説明してもわからないですよね」。これはホントその通り。
「NFTっていうデジタルな物を所有する時代が来るよ」くらいに思っておけばいいって話で。
ブロックチェーンと暗号資産も、ムダなく説明されててスゴイ。
NFTは「コピーできなくする技術」じゃなく「識別する技術」
で、問題は11:30~の「この画像、勝手にダウンロードして使うなよ」のところ。
ここ誤解されそうなので訂正しますと…NFTになってても勝手にダウンロードやスクショで使うことはできてしまいます。
NFTの技術は「コピーできなくする」のではなく、「識別できる」です。
ここだけ、誤解ないように覚えておくのがいいかと思います。
で、19:00~「全てのNFTに値段がつくわけではない」。ほんとその通りです。
「NFTにすれば何でも売れる」みたいな時も一瞬ありましたが、市場はもうすでにNFTクリエイターの作品であふれかえっています。
一方、NFTの買い手はまだまだ少ない状況です。その中から「買われるNFT作品」になるには、“買われる理由”が必要です。
それは作品の可愛さだったり、技術的な面白さだったり、所有することによる仲間感だったり…
それぞれNFTクリエイターが考え、工夫しているところです。
動画【NFTとメタバース】後半
NFTのお話なので、メタバースの例として『SANDBOX』が挙げられていますね。
“メタバース”という言葉は、人によって考えてることが違います。なのでざっくり「仮想空間」くらいに思っておけばいいです。メタバースについてくわしくはコチラにまとめています↓
【関連記事】>>>サルでもわかる【メタバース】とは?始め方・やり方《バーチャルSNSをわかりやすくまとめる》
この仮想空間メタバース。分類すると3タイプあります。
- VR系メタバース 『VRChat』『Cluster』『Neos』など。アバターなどの“文化”から創ってる感じ
- クリプト系メタバース 『Decentraland』『SANDBOX』『Cryptovoxels』など。土地の売買など、“経済”から創ってる感じ
- ゲーム系メタバース 『Fortnite』『Roblox』など。ゲームの楽しさから居残る感じ
VR系とゲーム系の中間の『RECROOM』ってメタバースもあったりしますが、だいたいこの3タイプかなと。
あと別で『ミラーワールド』というのもあります。これは現実世界と全く同じ世界を仮想で作る、というものです↓
【関連記事】>>>第3のプラットフォーム【ミラーワールド】とは何か?《ARからなるデジタルツインを考察する》
「メタバースが来る感」あるけど、早々には来ない
Facebookが「メタバース!メタバース!」と言って社名を「Meta」に変えたおかげで、何やら「メタバースがすぐ来るぞ感」がありますが…いつかは確実に来るにしても、個人的には「まだまだ長い道のりだなぁ」と思っています。
ヘッドセットのわずらわしさ含め、「VRメタバースをいろいろ歩いて回った肌感」としか言いようがないですが…バーチャルが現実を越えたリッチな世界になるには、まだまだ壁がたくさんありそうです。
そんなことは百も承知の上で努力されている企業様には頭が下がります。
クリプト系メタバースも、期待感による土地バブルは起きても、『セカンドライフ』の時のような失望を何度か繰り返すのかなと。
とはいえ、VRメタバースを歩き回った印象は無視して、素直にメタバースの土地を買っておいた方が成功しそうな気もします。誰にも読めませんね。
「いつか来る」のは確実なので、どう転がってくのか楽しみです。
「NFTは環境に悪い」うんぬんの話について
中田あっちゃん動画に「環境問題」の話はなかったので補足。
海外では「暗号資産やNFTは環境に悪い!だからダメ!」みたいな批判が多くあります。
ですが「暗号資産やNFT」の電力消費なんて、グラフにすると見えるか見えないかくらいしかない。そういうデータが出ています。
今ある産業が環境に大きな影響を与えているのに、なぜゴマ粒のような「暗号資産やNFT」が叩かれなければいけないのか。
そもそも批判してる人も、PCやスマホなどで電力を使って批判してるわけで。
なので、「環境問題」を指摘するならまず目を向けるべきところは他にあるよね、って話です。
さらにNFTのインフラであるイーサリアムは今後、環境にやさしい仕組みにどんどん進化していきます。
なので「NFT=環境に悪い」ということにはなりません。
中田敦彦【NFTとメタバース】動画 まとめ
わかりやすく、楽しく【NFTとメタバース】が学べる。
NFTの事例や課題までざっくりと理解できて、「NFT興味あるかも…」って人が初めに見るには最適な動画なんじゃないでしょうか。
これから誰かに「NFTってどんなん?」と聞かれた時、「これ見とき!」と動画リンクを送ればいいので便利です。
中田あっちゃんが解説することによって、さらに多くの人が関心を持って「NFTを所有する」ようになるのでしょう。
米津玄師さんの『Lemon 2』を待ちつつ、NFTを楽しんでいきたいですね。
参考本となっている『NFTの教科書』ですが、あっちゃんの動画内容とは全く別物といっていい本です。
ちょっと難しめですが、NFTビジネスに興味ある方は読んでみるといいかもしれません↓
ちなみに僕もNFTを学びつつ記事にまとめたり、NFT作品を作ったりしています。NFTを始めたい方はコチラに記事をまとめたので参考にどうぞ↓
【関連記事】>>>サルでもわかる【NFT・クリプトアート】始め方・作り方・売り方《まとめページ》
【メタバース】についてくわしく知りたい方は、全部を網羅しているこちらのメタバース本をおすすめします↓