「NFTの税金がどうなるのか知りたい。わかりやすい本があったら教えて!」
そんなアナタに。暗号資産・NFT専門の税理士さんがわかりやすく解説した本【事例でわかる!NFT・暗号資産の税務】をレビューします。
この一冊を読めば、売買の事例を見ながらNFTにまつわる税務がわかりますよ。
NFTの税金本【事例でわかる!NFT・暗号資産の税務】で悩み解決
【事例でわかる!NFT・暗号資産の税務】 泉 絢也、藤本剛平 著
NFT・暗号資産の税金の「わからない」を徹底解説!
- NFT・暗号資産に関連する税金のルールは?
- 暗号資産を日本円に替えなくても税金がかかるの?
- STEPNなどのBCGの処理はどうすればいいの?
- NFTの売買やDeFiをしている場合の税金は?
- 確定申告のために準備しておくものは?
- NFT・暗号資産の損益計算を自分でやる方法は?
国税庁FAQ、未対応の論点も広くカバー!Web3.0時代の税金対策に必携!
【事例でわかる!NFT・暗号資産の税務】感想
読んだ上での結論から言います。「NFTの税務はプロでも難しいので、稼いだら税理士に相談すべし」ということですね。
この本は3部構成です。第1部が「NFT・暗号資産に関する税法」について。第2部が事例で見る「NFT・暗号資産の税金計算」について。第3部が「確定申告や税理士への依頼」についてです。
ざっくりと、それぞれの内容はこんな感じ↓
第1部 理論編《NFT・暗号資産に関する税法について》
まずはじめに税法について、一通り解説があります。
…が、正直に白状しますとわたくしのような一般人には難しくて。法律の勉強してる感じになるので「こんなん、一般のイラスト描きは読んでもさっぱりわからないんじゃないか…」という感じになってきます。
「NFTや暗号資産で利益が出たら税金を納めなければならない」ということはわかっているのに、税務の仕組みが難しすぎて。いち個人が正確に納税するのはほぼ無理ゲーなのでは…
本の中にも「実際の税務処理・申告については税理士にご相談ください」と書いてあります。確実にプロじゃないとムリ。
心が折れたところで、次へ進みましょう。
第2部 理論編《NFT・暗号資産の税金計算》
第2部では、いろんな事例をもとに税金計算のしかたを見ることができます。
NFTアートの売買や、「アクシー」「ステップン」などをやってる方は読んでおくと良いでしょう。
NFTをやってる人は、エアドロップやギブアウェイでもらったNFTの税金計算。NFT作品が二次流通した時のロイヤリティはどう計算するのかなど。細かい事例が見れます。
ブロックチェーンゲームをやってる人は、ステップンの細かい税金計算やスカラーシップ報酬についてなどもわかりますよ。
第3部 確定申告準備・税理士依頼編
第3部では、損益計算や確定申告に必要なものについて解説されています。
実際に税理士に依頼したい時、「どの時期に連絡すればいいか」「何を用意すればいいか」などがわかります。
依頼する前に読んでおくとスムーズに相談できて良いでしょう。
【事例でわかる!NFT・暗号資産の税務】レビュー まとめ
「プロにすら難しいのに、僕らが全部を理解するのはムリだな」ということがわかりました。
なので、クリエイターやトレーダーは利益を出すことに注力して「税理士さんに相談」が一番手っ取り早い。
あと、「細かい取引や余計な取引はなるべく控えた方がいい」という意識も持てたので読んでおいてよかったです。
まだまだこれから発展するであろうNFTと暗号資産。いざとなった時に困らないよう、読んでおくことをオススメします↓
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