【デジタルイラスト上達への道】④オリジナリティを考える編

【デジタルイラスト上達への道】⑤オリジナリティを考える編《NFTに活かす》

【デジタルイラスト上達への道】④オリジナリティを考える編

「デジタルイラストのウデを上げるため、オリジナリティを考えよう!」

どこかで見たような絵を描いてもしょうがないので、独創的なの作りたいですよね。

オリジナリティを出すために今回、考えることは2つ。

  • アートのロジックを入れる
  • 発表する媒体について考える

けっこう個人的な内容ですが、「これから何を描こうかな」と考えてるあなたの参考にもなるはずなのでお伝えします。

さい
アナログ絵描き歴は15年以上、液タブは初挑戦の僕がお伝えするよ!
前回の【マンガキャラを描いてみる編】はコチラ↓

【デジタルイラスト上達への道】⑤オリジナリティを考える編

【デジタルイラスト上達への道】④オリジナリティを考える編

先に出した結論をいうと、以下の通りです。

  • アートのロジックを入れる → 『SNS』を使ったアートをやる
  • 発表する媒体について考える → Twitterをキャンバスにすることを考える

「何のこっちゃ?」となっても、描いた絵を見ればわかります。いってみましょう↓

アートのロジックを入れる《SNSを使ったアートをやる》

アートのロジックを入れる《SNSを使ったアートをやる》

すべての表現は「アート」ですが、見る人にとってはとうぜん「自分の抱える問題とは関係ない表現」がほとんどなわけで。「ステキで美しいものらしい」と思ってアート鑑賞してしまうと、「アートってよくわからない」となることが多いわけです。

「アートとは何か?」についての言語化はおわってるので、そのうちまとめますね。

で。アート作品には「何を表現しているのか」だったり、「いままでの文脈」だったり、ロジックが込められています。

Twitterで見かけるかわいい女の子イラストも、その多くが「日本のマンガ・アニメ文化」という流れがあるわけですね。

描いてる人が意図しなくても、どういう影響受けて描かれた作品なのか、何を目指してる作品なのかなど、ロジックは読めます。

ロジックを読める人からすればありきたりなロジックだと「つまならい」と感じるので、まだ誰もやっていないようなアートのロジックを込める必要があるわけです。

「人気を得て稼ぐ」ことが目的なら、こうしたロジックはむしろジャマでしょう。多くの人は、深く考えたくないものです。

しかし深いところへ行かないと「むなしい」って感じる人はロジックを考えてやるしかないですし、アートとして真っ当な創作行為でしょう。やるしかない。

「Web3でのアート」は未知なので、まずは「Web2のアート」をやる

「Web3でのアート」は未知なので、まずは「Web2のアート」をやる

NFTに触れてる人々は「Web3」という言葉をよく目にしますよね。

そこで、いままでにないロジックを込めるために「Web3でのアートとは何か?」を考えたのですが、まだまだWeb3の世の中ではないし「Web3」が未知すぎます。表現しようがない。

なんだかんだいっても僕らは「Web2」真っただ中。Twitterがメタバース。なので「Web2」のロジックを込めたアートを作ろうと考えました。

で、描いたのがコチラ↓

人々の怒りを表現して、SNSで共感・主張する作品

みんなそうとかうるせーしね

↑これは「みんなそうとかうるせーしね」って絵です。

SNSにはいろんな感情がうずまいていて、炎上や誹謗中傷などもあります。その激しい感情をくみとった絵を描けないか考えました。

人々の怒りを表現して、SNSで共感・主張する作品

いままでに学んだデジタルイラストの技術を取り入れて。アニメ・マンガの流れをくんだ美少女キャラ。でヒーローもの。強力なパワーを持ったヒューマノイド。このキャラが、人々の怒り・憤りを体現する。

虐げられた人々のために過剰防衛する、美少女殺りくマシーン。

『SNS』は人々の感情を可視化しました。それを受け「人々の怒り・憤り」を絵で具現化しようという試みです。

この試みは『Project Sick』という名のプロジェクトとして、Twitter上に掲載していきます↓

>>>SaiのTwitter

発表する媒体について考える《Twitterをキャンバスにする》

発表する媒体について考える《Twitterをキャンバスにする》

↑これは「2人で1杯のラーメン食ってさっさと出てけ」って絵です。

ニュースになっていたラーメン店の憤りを絵にしました。

Twitter投稿すると、見知らぬ人からの「いいね」や「リツイート」が多かったです。

バンクシーがストリートの壁面をキャンバスにしたように、「Twitterをキャンバスにする」ってことを掘り下げようと考えています。

現に、いまNFTでイラストを発表している人はまずTwitterに投稿しますよね。「SNSとは一体何なのか」「Twitterはどういう使われ方をしていて、僕らにどういう作用をもたらしているのか」みたいなことを考えるのは無駄じゃないはずです。

僕は「怒り・憤り」を表現しようと考えましたが、Twitter上でも「怒りの賞味期限」みたいなものがあり。なるべく共感されるうちに絵を描いて出さないと刺さらない、というのは容易に想像できます。

怒りが持続するモチーフかどうか。出来事に素早く反応して構図を練れるか。など、考える必要があります。しかし、「自分の描きたい絵を描いて好きな時に出す絵」とは全く違うロジックを込められるので面白いです。

あなたの絵にどんなロジックを込めるのか。考えてみると楽しいものができるはず。

【デジタルイラスト上達への道】オリジナリティを考える編 まとめ

【デジタルイラスト上達への道】オリジナリティを考える編 まとめ

結局のところ、あなたにしかない経験や思考を盛り込んでくのが一番。

それぞれ独自の考えをつき詰めて制作するのが面白いし、唯一無二のオリジナリティになりますよね。

その個人的な表現をどうやってアートや歴史の文脈に乗せるかを考えなければいけません。

文脈に乗らなかったら単なる壁打ちと何も変わらないので。せっかくなら深く大きいところめざしていきましょう!

 

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