「話題の“NFT”って音楽でも作れるの?作り方が知りたい!」
そんなアナタに。音楽業界も注目する【NFT音楽】の作り方をまとめました。
実際に作って売ってみたので「販売してみてわかったこと」もシェアします。
【NFT音楽の作り方】始め方5ステップと販売方法
話題のNFT。音楽をやっているあなたなら「NFTって音楽にも使えるのかな?」と思うことでしょう。
「音楽をNFTにするとどんなメリットがあるんだろう」ということで、まずは一回やってみました。
一番カンタンなNFT音楽の作り方は以下の5ステップです↓(意味わからなくても大丈夫)
- 暗号資産取引所に口座を開設して『イーサリアム(ETH)』を買う
- お財布を用意して『ETH』を送る
- NFTマーケット『Opensea』にアカウントを作ってお財布とつなぐ
- NFTマーケット『Opensea』で写真データをアップしてNFTを作る
- 出品手数料(初回のみ)を『ETH』で支払って販売開始
いざやってみると「難しい!」となりますがご安心ください。
やり方をコチラにわかりやすくまとめたので、手順通りやれば誰でも音楽NFTを作って売れます↓
>>>サルでもわかる【NFTアート】の作り方《3つの手順で初心者でも簡単に作れる》
音楽NFTの作り方は、イラストで「NFTアート」を作るのと一緒です。アップするデータが「画像データなのか音声データなのか」って違いだけ。
デジタルデータ(WAV,MP3,MP4など)をNFT化するのみです。ただしデータ量が決まっているので、今のところ短い曲じゃないとNFT化できなかったりします。
あなたが超有名アーティストでもない限り、ひとまずOpenseaでNFTを作ってみるのが良いですよ。NFTがどんなものか理解が深まるはずです。
【NFT音楽】作って売ってわかったこと
↑実際にNFT化して売り出したのがこのコラボ曲。
販売を始めて1日もたたないうちに「購入したい」とのオファーが。
ちょうどNFTが話題になってる時期だったので、すぐに買い手がつきました。
NFTで音楽を売ってみていろいろわかったので以下にまとめます。
NFTならではの音楽文化の作り方とは?《HipHopが相性良さそう》
やってみて思ったのは「HipHopが相性良さそう。NFTで新しいHipHopカルチャーが生まれそうだな」ってこと。
ちょっとややこしい話になりますが、NFTで話題になった「LOOT」というものがあります。
「LOOT」って何かというと、だだの文字。言葉が並んでるだけです。
その言葉を要素として、そこから連想したものをクリエイターがそれぞれに作る。
僕もくわしく知ってるわけではありませんが、要するに「クリエーターの大喜利」だととらえています。(厳密にはそんな簡単なものではないですが…)
これは音楽でもできるなーと思っていて。
例えば「パンク」「男性ボーカル」「歌詞の内容は“ステイホームのストレス”」でもいいし、「テクノポップ」「女性ボーカル」「歌詞の内容は“お菓子”」でもいい。
音楽を作る人なら「こーんな感じかな」って曲のイメージができますよね。
こういった「音楽LOOT」を使ったら面白そうなのは『HIPHOP』なんじゃないかなと個人的に思っていて。
トラックメイカーがトラックと共に「LOOT」を発行して、それをラッパーたちがイメージしてリリックを書く、みたいな遊び。
「同じトラックだけどラッパーによってこうなるか」みたいなの聴けたら楽しいですよね。
それにHipHopのトラックって、アタマの数秒聞けば全体の雰囲気がわかるのも相性良い。ラッパー側もトラックのサーチしやすい。
逆に「こういうイメージのトラック欲しいな」ってラッパーが「LOOT」を発行してトラックを募集する、みたいなのもアリ。…みたいな。
NFT独自の音楽文化が生まれてくると楽しいですよね。
ためしに僕も、コラボでHIPHOP曲も作ってみました↓
ちなにHipHopだと呂布カルマさんが早くもNFTにチャレンジしています↓
【関連記事】>>>【音楽NFT】ラッパー呂布カルマ『13Shit』幻の1stアルバムがOpenseaで聴ける
あとはやっぱり、アイドルがNFT使うとヤバイでしょうね。熱狂的なファンにより、すさまじい価格競争が予想される。
メタバースとNFT音楽
そしてメタバース×音楽の未来も楽しみ。
マニアックな話ですみませんが…ロバート・フリップやブライアン・イーノが作ったWindows起動音みたいな、環境音楽がNFTで売買されたら面白いなと。
ショートな音を買って、メタバース内の決済音で使う、とか。イマイチ使われないか?
それなら「登場曲」とか「テーマソング」みたいな。ここぞって時にメタバース内で流す音楽をそれぞれが持つようになるかも。
メタバース内へ部分的に音楽持ち込めるようになったら楽しいですね。自分でワールドを作ったらそこでも好きな音楽を流すでしょうし。
未知数すぎますが、メタバースの未来は置いといてひとまずTwitterのプロフィールで買ったNFT曲を流せるようにして欲しい。
NFT音楽ならではの流通と拡散
作ったNFT曲が売れて思ったのは、「いままでにない広まり方をする」ってのはあるんじゃないかと。
NFT曲が作者からオーナーの手に渡り、また別のオーナーへと次々に転売されてったら…
曲の価値が上がれば楽しいので、その時その時のオーナーが曲をどこかで流したり、拡散してくれたりもするわけで。仕掛けるサイドが作者だけだったところへ、どんどん楽曲オーナーも参加してくる。
今まで音楽事務所がプロモーションして売って吸い上げてた「ピラミッド型」じゃなくなって、作者を中心にみんなで利益を共有する謎の「バトンリレー型」が生まれそう…そんな流通のされ方が広まったら面白すぎませんか。
もちろん有名アーティストなら楽曲のNFTはもちろん、グッズNFTやチケットNFT…めちゃめちゃ有益な使い方が考えられるわけで。
YoutubeやTiktokで火が付くミュージシャンなんかは、もう事務所に入らずNFTのリリースでやってく…みたいな流れになるんでしょうか。
海外では有名アーティストThe Weekndが、曲とビジュアルアートをNFTオークションで販売。
国内ではAmPmという覆面ユニットがNFTミュージックを販売しており。「買った1人しか聴けない」って感じになってるみたい。「曲を聴ける権利をNFTにしてる」ってことかな。人から人へ渡って聴かれてくわけですか。面白い。
まだまだ前例が少ないので、どんなミュージシャンが有効な使い方をしてゆくのか。楽しみです。
【NFT×音楽】まとめ
まだまだ未知すぎますが、新しい音楽文化が起きそうなところがチラッと見えて面白いですね。
なんかOpenseaで販売した感じだと「音楽を額に入れて出品する」ような、不思議な感じがしました。
これはやっぱり絵や映像をワンセットで考えた方が良さそう。
プロモーションジャケットやMVと一対になった感じか、逆にクリプトアートから生成された音楽が付いてくる、みたいなのも出てくるかも。【Evoke Music】みたいなAI音楽サービスとか使って。未知すぎて楽しみです。
ただ、Openseaは別に音楽出品向けに作られてるわけでもないので、個人ミュージシャンが続々と出品してもマッチはしないかなと。
音楽のこと考えて専用に作られたNFTプラットフォームとか出てきたら楽しくなりそうですね。期待して待ちましょう。
他、【NFT音楽】についての記事はコチラにまとめています↓
【関連記事】>>>【NFT音楽/ミュージック】とは?買い方・始め方・作り方を徹底解説
他、【NFTアート・クリプトアート】についての記事はコチラにまとめています↓