「NFTでよく聞く“ロイヤリティ”って何?設定しないと報酬がもらえないの?どう設定するのか教えて!」
そんなアナタへ。『ロイヤリティ』とは、二次販売された時に受け取れるクリエイター報酬のことです。NFTプラットフォーム・Openseaでのロイヤリティ設定方法や今後の変更についてまとめました。
Openseaではちょくちょく仕様変更されて以前から設定画面が変わったので、すでにロイヤリティ設定してる方もチェックしておくといいですよ。
新しく始める独自NFTコレクションは今後ロイヤリティを受け取るのが難しくなるかもしれないので、今後についてもくわしくお伝えします。
【必須】Openseaのロイヤリティ設定・変更する方法《今後も変更アリ》
ロイヤリティとは、作品が2次転売〜3次転売〜と売られていった時に、作ったクリエイターに支払われる報酬のことですね。
Openseaでは売れた金額から最大10%の報酬がもらえるよう設定できます。(今後は変わる可能性もあります)
ただ、何もしないと「0%」の設定になっています。設定しないままだとロイヤリティ報酬をもらいそびれるので、クリエイターさんはしっかり設定しましょう。
Openseaでロイヤリティを設定する
Openseaでは「マイコレクション(My Collections)」からロイヤリティを設定できます。
コレクションを作ってなければ「コレクションを作成(Create a collection)」から作りましょう。
コレクションとは「作品を並べる棚」をイメージすると記入しやすいです。必要な情報を入力していきましょう。すでに作ってある方は下にスクロールして「Creator fees」からロイヤリティ設定しましょう。
ロゴ画像・注目の画像・バナー画像
イメージ画像です。書いてあるサイズを目安にアップしましょう。
名前・URL・説明・カテゴリー・リンク
- 名前 コレクションの名前を入力
- URL コレクションのURLを変更できます。小文字、数字、ハイフンのみで入力
- 説明 コレクションの説明文を好きなように入力
- カテゴリー 「カテゴリーを追加」からコレクションに合ったカテゴリーを選択。1枚絵なら「Art」など
リンクは、紹介したい関連ウェブサイトなどあればURLを貼りましょう。
Creator fees《重要》
ここでロイヤリティ設定ができます。
「住所を追加」をポチッ
出てきた左枠に、報酬を受け取るウォレットアドレス(メタマスクでOK)をコピペ入力。右枠に、還元される報酬のパーセンテージを入力しましょう。(最大10%まで)
仲間でコレクションを運営している場合は複数名のウォレットを指定できます。パーセンテージは全員合わせて10%まで。
設定できたら下へ進みましょう↓
- ブロックチェーン 選ばれてるブロックチェーンが表示されます(入力の必要なし)
- 支払いトークン 売買可能なトークンが表示されます(入力の必要なし)
- 表示テーマ 画面の表示方法を3種類から選べます。こだわりがなければそのままでOK
- 露骨でセンシティブなコンテンツ エロやグロなどの作品をアップする場合のみONにすればOK
- OpenRarity のランキングを表示 レアリティ(希少性)をわかりやすくするランキング表示機能。ONにする必要なし
必要な入力がされていれば「作成」ボタンが押せるようになるので押しましょう。ポチッ。これでコレクションが作れました。
すでにあるコレクションなら、コレクションを選んで同じく「Creator fees」でウォレットアドレスとパーセンテージを設定すればOK。
ロイヤリティが設定してあれば、転売されるたびに指定したパーセンテージの報酬がもらえます。
支払われるのはだいたい3〜4週間後くらいなので、のんびり待ちましょう。
今後はロイヤリティがなくなる?
クリエイターとしては、ロイヤリティもらえるに越したことはないですよね。ですが「今後はロイヤリティがもらえなくなるかもしれない」と話題になりました。
それはなぜか?説明しますね。
Opensea以外にもマーケットプレイスはいろいろあります。例えば以下の5つ↓
- MagicEden
- LooksRare
- Sudoswap
- Blur
- X2Y2
これらのNFTマーケットプレイスでは、NFT購入者が「クリエイターにロイヤリティを支払うか支払わないか」選べるようになっているんです。なので、ほとんどの購入者がロイヤリティを支払いませんでした。
ロイヤリティがないぶん価格は安くなるので、NFTを買う側はロイヤリティのないマーケットプレイスを使う人が増えます。Openseaは使われなくなるとピンチですよね。
なのでOpenseもロイヤリティをなくすか、ツールを導入しないとロイヤリティがもらえない仕様になるかも…ということでNFT全体の「ロイヤリティ問題」として揺れ動いてる真っ最中です。
「ロイヤリティ問題」についてくわしくは、NFT情報コレクターmiinさんのnoteを読むのがいいです↓
で現在Opense公式によると、2023年1月2日午後12時から新しく始めるコレクションで「クリエイター手数料」をもらうには、ツールを導入する必要があるようです。
くわしくはOpensea公式ページ↓
というわけで。今まであったコレクションのロイヤリティは継続してもらえる。これからOpenSeaの共有コントラクトで作られるコレクションでも引き続きロイヤリティをもらえる。
でも、独自コントラクトで新しく作る場合はツールを導入しないとダメみたいですね。「独自コントラクトって何?」という方はコチラ、村上隆さんの例を読みましょう↓
【関連記事】>>>村上隆が出品を取り下げたのはなぜ?《わかりやすく解説》
【必須】Openseaのロイヤリティ まとめ
転売された時にもらえる報酬『ロイヤリティ』。Openseaでは設定しないと受け取れないことがわかりましたね。報酬を受け取りたいクリエイターはしっかり設定しましょう。
そして、今後新しく独自にコレクションを作るには、ツールを導入しないといけないようです。しかし絵を描くイラストレーターには難しすぎてなかなか理解できないはず。
今のところは僕も独自コレクションを作る予定ないのですが…もしやらなけらばいけない時がきたら、やり方をまとめてみたいなと思います。
NFTのロイヤリティ、今後どうなってくのか注目しておきましょう。
他、【NFT・クリプトアート】についての記事はコチラにまとめています↓