「NFTってドット絵のイメージ強いよね。ドット絵だと売れるの?どんなアーティストがいるの?」
というアナタへ。【NFTアート】にドット絵が多い理由と、オススメのドットアーティストをお伝えします。
これを読めば、「なぜドット絵が多いのか?」「どんな国内ドットアーティストがいるのか」わかりますよ。
【NFTアート】にドット絵が多いのはなぜ?売れる理由とは
NFTにドット絵(ピクセルアート)が多いのはなぜか?結論から言います。
『CryptoPunks』の影響です。ほとんどの場合がそうです。あとは元からドットアーティストだった人のみ。
『CryptoPunks』のパロディ作品は多いですが、本家『CryptoPunks』とは決定的に違うポイントがあります。
この「違い」を知っておくのが大事なので、以下にわかりやすくお伝えします↓
『CryptoPunks』がなぜドット絵なのか知っておこう《フルオンチェーンのNFT》
“NFTといえばコレ”と言っていいくらい、『CryptoPunks』は有名なNFTですよね。
『CryptoPunks』はなぜドット絵なのか?それは、「フルオンチェーンNFT」にするためです。
いま多くの人が取引しているNFTは、ほとんどの場合「画像を参照している」にすぎません。
なぜならイラストや3Dなどはデータ量が多いので、ブロックチェーン上には記録できないからです。
しかし、データ量が少ないドット絵なら、作品のすべてをブロックチェーンに記録するのができます。これを“フルオンチェーン”といいます。
フルオンチェーンのNFTは「永久に刻まれた完全なるNFT」って感じで。これぞNFT!と認められるから価値が高いのです。
ゆえに『CryptoPunks』は「初期から続く由緒あるフルオンチェーンNFT」ということで高額なワケですね。
そしてNFTアートはデジタルアートなので、『CryptoPunks』にあやかったパロディ作品がたくさん作られている、って流れなのです。
もちろん「ドット絵を作れば売れる」ってことはありません。
同じドット絵でも、売れるには『CryptoPunks』と違う「何かしらの価値」を生み出す必要があります。
そこで、ドット絵の成功例を2つ紹介します。
ドット絵NFTが高額で売れ、話題になった小学生『Zombie Zoo Keeper』さん
2021年の夏。小学3年生だった男の子・Zombie Zoo Keeperさんのドット絵が高額で売れました。
母親の草野絵美さんもアーティストでありミュージシャン。お母さんと協力しながら、夏休みの自由研究として『ゾンビの動物園NFT』を発表したZombie Zoo Keeperさん。
1週間ほどで初めて作品が売れ、その後どんどん人気になります。世界的なDJである、スティーブ・アオキさんにも買われて話題に。
テレビ出演も多数されました。作品はアニメ化も決定。国内で最も有名なNFTアーティストのひとりになっています。今後の活躍も楽しみなクリエイターです。
手作業で1万体のドット絵スカルを作った『Kawaii SKULL』さん
ドット絵のスカルを手作業でコツコツと作り続け、なんと4ヶ月で1万体を作り上げた。それがKawaii SKULLさん。
その情熱が海外インフルエンサーの目にとまり、海外で人気爆発。一晩で1万体が売り切れました。
元々は写真をやっていたKawaii SKULLさん。
スカルは「怒り」を原動力に制作されていた、というアーティスト気質な方なので今後にも期待です。
国内のNFTドットアート《注目アーティスト7名を紹介》
Zombie Zoo KeeperさんやKawaii SKULLさんに加え、あと7名の注目ドットアーティストを紹介します↓
- INARI Heroes NFTさん
- ばいもりさん
- madmadhatterさん
- ta2nbさん
- 堕禍愚羅迦頭氣さん
- Pixel Heroes XのKEIさん
- 村上隆さん
ひとつづつ見ていきましょう。
NFTピクセルアーティスト①INARI Heroes NFTさん
INARI Heroes NFTさんは、日本でNFTが盛り上がる初期から活動されているピクセルアーティストです。
150名以上のNFTクリエイターのキャラクターをドット絵で描いた『大集合イナリブラザーズ』など、かなり労力を必要とする作品を発表されています。(僕のキャラ『クリプトヘルメッツ』も登場させていただきました)
狐面をモチーフにしたコレクション『INARI Heroes』や、菩薩をモチーフにしたコレクション『Cyber Choujuu Bodhisattva』など、精力的に活動されています。
>>>コレクション『Cyber Choujuu Bodhisattva』
NFTピクセルアーティスト②ばいもりさん
ばいもりさんはどこか懐かしい、ファミコン画面が動くようなピクセルアートを作られています。
ファミコンで遊んだことのある世代に刺さるのは間違いありません。
ロボットのようなボクセルアート『animaloid』も作られていますもよう。
NFTピクセルアーティスト③madmadhatterさん
madmadhatterさんは歴史上の武将・戦士たちをドット絵キャラにする『PIXEL THE BRAVE』を制作。
戦国時代の名将や三国志の武将など、歴史好きには欲しくなっちゃうNFTですね。
ピクセルアートの『PIXELIFE Collection』も運営されています。
>>>コレクション『PIXELIFE Collection』
NFTピクセルアーティスト④ta2nbさん
色んなゲームの裏方をやりつつピクセルアートを作られているta2nbさん。
さまざまなピクセルアートコレクションを運営されていますが、中でも『People of CRYPTO DIVER CITY』コレクションが大人気です。
デザインセンスも抜群で、プロフィール写真に使いたくなること間違いなし。あの水嶋ヒロさんもプロフィール写真にしたことでも話題になりました。
>>>コレクション『People of CRYPTO DIVER CITY』
NFTピクセルアーティスト⑤堕禍愚羅迦頭氣さん
2018年に製作した仏教シューティングゲーム『摩尼遊戯TOKOYO』のキャラクターたちのNFTコレクションをリリースしました。六道輪廻に住むキャラクターのうち、まずは天道の住人から!全部動くぞ🥳🥳🥳https://t.co/gARP58KlQ9#NFT #NFTs #openseaNFT #nftcollector #Opensea #pixelart pic.twitter.com/QU0g4J7Fqc
— 堕禍愚羅迦頭氣頑駄無 (@_takakurakazuki) April 3, 2022
初期から活躍されている堕禍愚羅迦頭氣(たかくらかずき)さん。アーティスト『たかくらかずき』さんとしても有名です。
Zombie Zoo Keeperさんの作品を初めて買ったのもこのお方。
アニメーションになってるピクセルアートのクオリティも素晴らしいです。
>>>コレクション『MANIYUGI TOKOYO CHARACTERS』
NFTピクセルアーティスト⑥『Pixel Heroes X』のKEIさん
『Pixel Heroes X』は、初期ファイナルファンタジーのキャラみたいなピクセルアートNFTです。
実際に作られたのがKEIさん。『Pixel Heroes X』コレクションはいろいろな歴史があり、KEIさんは苦労されてきたクリエイターということで。
これからもホルダーさんやコレクション運営メンバーさん達の力によって、歴史に名を刻むコレクションなのではないでしょうか。
NFTピクセルアーティスト⑦村上隆さん
村上隆さんは説明不要の世界的アーティストですが、ドット絵作品の『Murakami.Flower』コレクションが注目されています。
NFT参入予定されていたのですが、いったん出品中止になっていました。中止になったいきさつはコチラで解説しています↓
【関連記事】>>>【NFTアート】村上隆が出品を取り下げたのはなぜ?《わかりやすく解説》
再び出品の準備が整った、ということで発売前から注目を集めています。
『Murakami.Flower』コレクションについて知るにはmiinさんの記事がオススメです↓
【関連記事】>>>Murakami.Flowersについて、わかっていること
【NFTドット絵】の作り方《ピクセルアートのアプリも紹介》
- 8bit painter
- ドットピクト
- ドット絵エディタ
- ドット絵メーカー
- Pixelable
ドット絵についてや、イラスト作品の描き方についてはコチラにまとめています↓
【関連記事】>>>超初心者向け【NFTアート】の書き方・描き方《制作におすすめのアプリ・ソフト》
【NFTドット絵】のサイズは?《CryptoPunksの場合は24×24ピクセル》
NFTのイラストだと、クリエイターさんによってサイズはバラバラです。3000×3000ピクセルで大きい方かな、って感じ。
Twitterのプロフィールに使われているNFTイラストは600×600ピクセルが多い印象です。
ドット絵だとイラストよりは少ないサイズになります。ドット絵の粗さで変わってくるので、クリエイターさんの作風によるところが大きいです。
ちなみに『CryptoPunks』の場合、24×24ピクセルで作られています。それっぽいのを作りたい方は参考にしてください。
単にドット絵を描いただけではキビシイですが、何かしらのプランやコンセプトがあればチャレンジしてみると良いでしょう!
作品をNFT出品するやり方はコチラにわかりやすくまとめています↓
【関連記事】>>>サルでもわかる【NFTアート】の作り方《3つの手順で初心者でも簡単に始められる》
【NFTドット絵】の売り方《売れない場合は他のクリエイターから学ぼう》
「NFTが売れない」という場合、イラストのNFTと同じポイントで苦戦する場合がほとんどです。コチラを参考にしましょう↓
【関連記事】>>>【NFTアート】が売れない7つのポイント《逆をやれば売れる》
「ドット絵だから売れないんじゃないか?」と不安になった時は、ご紹介したピクセルアーティストさん達を参考にしましょう。
どんなところを工夫しているのか、どんな演出をしているのか、学べるところはいくらでもあるはずです。
そのうえで以下のようなマーケティングの基礎をおさえておけば大丈夫↓
【関連記事】>>>超初心者向け【NFT】7つの売り方《イラスト・絵》マーケティング販売戦略
【NFTアート】のドット絵 まとめ
『CryptoPunks』がドット絵なのはフルオンチェーンNFTだから。ということは知っておきましょう。
そのうえで、国内のピクセルアーティストに注目しておけば「ドット絵のNFTでどうチャレンジすればいいのか?」が見えてくるはずです。
まだまだ歴史の浅いNFTピクセルアート、誰も気づいていないチャンスが眠っているかもしれません。
良い作品ができた時はぜひ見せてください。僕も気に入ったNFTをみつけたら買っていますので。
他、【NFT・クリプトアート】についての記事はコチラにまとめています↓
【関連記事】>>>サルでもわかる【NFT・クリプトアート】始め方・作り方・売り方《まとめページ》
僕も10年以上絵を描いてきています。NFTにたどり着くまでの歩み↓