どうも。カルチャーマニアのSai(@saisei_to_hakai)です。
「モテないおじさんが、VRでハッスル?」
VRをテーマにして話題になったマンガ作品【ルサンチマン】。
どんな感じのマンガかお伝えします。
VRであんなことやこんなこと!?VRマンガ【ルサンチマン】感想レビュー
【ルサンチマン】 花沢健吾 作
2004年に描かれた作品ですが、仮想空間の細かい設定やVR機器など、練られた設定が楽しいマンガです。
VR業界の人はだいたい読んでる作品じゃないでしょうか。
さっそくレビューしていきましょう。
【ルサンチマン】作品のあらすじ(ネタバレなし)
「本日をもって、(現実の)女をあきらめましたっ!」
ハゲ・デブ・メガネの三拍子そろったオッサン主人公が、女性を求めてバーチャル空間デビュー。
仮想空間と現実で巻き起こる、人間狂騒曲!
VRマンガ『ルサンチマン』感想レビュー
モテ要素のない、工場勤務のおじさん。
女性のぬくもりを求めてVRへ飛び込む、という設定だけで楽しいです。
“ルサンチマン”という言葉は、フランス語で「弱者が強者に対して、恨み・怒り・ねたみ、などの感情を持つ」ことをいいます。
作中には“ルサンチマン”の権化といってもいい、「越後」というキャラが出てきます。
リアルを捨てて、バーチャルでイキイキ充実する彼の突き抜けっぷりは見てて楽しいです。
後半の、仮想空間が現実を侵しはじめる、というのはいかにもマンガな展開ではあります。
でも、仮想空間での行動によるリアクションが人々にとっての喜びや救いになるのなら。
「仮想空間が現実に現れてくる」というのは確かにその通りですね。
仮想空間と現実世界の関係まで見えてくる作品でした。
【ルサンチマン】VR作品として見る
まず、これほど「VRゴーグルを使う時は、部屋をきれいにする」ことの大事さがわかる本は無いです。笑
仮想空間にのめり込みすぎて、頭はぶつけるわ、階段から転げ落ちるわ、ビルの屋上から飛び降りるわ。。
そういった事故を引き起こさないよう、VRは安全な場所で使いましょう。
そして作中に出てくる、VR機器の数々。
中でも『マウスボール』のデザインが面白い。
「口もとに装着すれば、キスはもちろんのこと、あんなことやこんなこと、全てリアルに体感することができます」とのこと。
実際に使ってるとこを見たかった。。
実際に、主人公とバーチャルな女の子が「あんなことやこんなこと」をする場面もありますし、
現実世界の風俗店が、仮想空間の風俗店とつながっていてサービスを展開していたりもする。
人間の「性」が、VRによってどう展開してくかイメージしやすいマンガ作品でした。
マンガ『ルサンチマン』でのVR
- VRの運用者 利用者たち自身?管理者みたいな存在はいない
- VRの目的 仮想空間で楽しむ
- VR世界のタイプ 空間内で、リアルに近い地域と、架空な世界観の地域があり、住み分けされている。電車で移動可能。
- VRデバイス ハイスペックパソコン、グローブ、ヘッドギア(VRゴーグル)、ソフトなど最低でも60万円。
- 写真をスキャンすると、3Dモデル(アバター)が作られる。(修正可)
- カメラ4台を部屋の四隅に設置して、自分の動きを反映させる
- ボディスーツ バーチャルHするために欠かせないアイテム。約58万円。中古品だと半額以下。
- チン〇ケース いろんなメーカーのがある 約8万~10万
- マウスボール 約10万
【ルサンチマン】印象に残った言葉
●どいつ(現実)も、こいつ(仮想現実)も、バカにしやがってぇ~!!!
●現実世界からの解脱。お前の望みだろ。
●わかってるじゃないか。困難を乗り越えてこそ、仮想世界が現実になるんだ。
●「現実の女に飽きた」って言われて、アンリアルの女にとられたの~
●あんただって逃げたくなることあるだろ。我々には現実世界に逃げ場すらなかったんだ。
●我々人類は…存在しない者によって滅ぼされるのか…
以上、VRマンガ【ルサンチマン】感想レビューでした。
VR×恋愛・性の世界をイメージするにはオススメのマンガです。
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