どうも。カルチャーマニアのSai(@saisei_to_hakai)です。
「セカンドライフって今どんな感じなの?」と気になるあなたへ。いま再び注目されている「メタバース(仮想空間)」。
その中でも2000年代に一大ブームを起こした【SecondLife(セカンドライフ)】を知っていますか?
久々に【セカンドライフ】をやってみたら、進化しつつ、未だにサービスが続いていました。
【セカンドライフ】とは何だったのか?今はどうなっているのか?これを読めばわかります。
他のメタバース(VRChatやClusterなど)の視点からも、いろいろなことがわかったのでお伝えします。
話題の【NFT】などの流れもあり、いよいよ仮想空間での経済が活発になりそうです。人々の生活に直結した「メタバース」のトビラが少しづつ開きつつあります。
2023年版【セカンドライフの現在】サービスは継続中《創業者も復帰》
【セカンドライフ】とは、2006年頃に世界中で大ブームを巻き起こした仮想空間サービスです。
自分のアバターを選び、インターネット上に作られた【セカンドライフ】の世界に入る。
いろんな人や建物を見たり、他のプレイヤーと話したり、お店で買い物をしたり、『リンデンドル』という仮装通貨もあって、物の売り買いもできました。
【セカンドライフ】内の土地を売って、1億円以上稼ぐ人まで現れました。そうして、世界中でブームになったのです。
日本では、2005年にブームが起こりました。
有名企業なども【セカンドライフ】内に進出しました…が、ブームは終わりをむかえました。
僕も【セカンドライフ】の世界に入ったことがあるのですが…
「どうせなら変なアバターにしよう」と、ほぼ裸の真っ白なアバターでウロウロしました。…かっこ良さげなお兄さんに笑われました。
いくつかセカンドライフ内のワールドを見て回ったのですが、建造物はあるのに、そこに人がいない…。
人がいない場所を、白い全裸でうろついてもしょうがないので。徐々にセカンドライフから遠ざかってゆきました。
「あの【セカンドライフ】は今どうなってるのかな?」ってことで。
久々に行ってみたのでリポートします。
【セカンドライフ】の始め方
公式サイトから「無料で参加する」をポチッと押します。
するとアカウント作成の画面になるので、登録しましょう。
アカウントを作ると、「会員レベルの選択」画面になります。
無料の「ベーシックにアップグレード」をポチッ
ダウンロードして、ファイルを開きます。
はじめはチュートリアルワールドへ
名前とパスワードを入れてログインすると、はじめはチュートリアルワールドに飛ばされます。
「中性的なアバター」と選択したら、こんな感じのアバターでした。
マウスをいじるか、キーボードの「↑」「←」「↓」「→」を押してワールド内を移動します。
チュートリアルワールドには、基本的な操作方法が看板で案内されています。
左上のメニューにある「ミー」から「アバターを選択」で、アバターを変えてみました。
斉藤和義さん風の兄ちゃんに変更。
「飛んで移動」するのも健在みたいですね。Homeボタンで飛び立てました。
奥へ進むと、別世界へのポータル(ワープホール)がありました。入ってみます。
いろいろなワールドへ
すると、外人さんがたくさんいるワールドへ飛びました。
どうやら「ロンドン・シティ」というワールドみたいです。
なにやら外人さんが大勢集まっていて、左のお姉さんがはげしく踊っていました。
日本人のいるワールドへ行ってみたいのですぐに移動。メニューの「世界」から「世界地図」にて「Japan」や「Tokyo」などと検索して、日本人が作ったらしきワールドを回ってみました。
すると、ファミマや東京タワーっぽい建物など、見慣れた景色のワールドが。
ですが、どこを見回っても人がいない!
相変わらず、ふらふらしてるだけではなかなか人と会うことはなさそうです。
ですが、根強く【セカンドライフ】を楽しんでいるユーザーさんも多いので、
誰かと出会いたい方は、SNSなどのコミュニティからつながってくのが良さそうですね。
アバターが進化している
【セカンドライフ】のアバター技術は、格段に進歩していました。
2016年あたりに「Mesh (メッシュ)」という機能が追加され、
他のアプリで作られたアバターを持ち込むことができるようになりました。
それによって、アバターのクオリティがめちゃめちゃ高くなっています。
さらに「BENTO」というシステムが導入され、顔の動き、手足の関節や、羽根やシッポまで細かく動かせるようになっています。
【セカンドライフ】内での目的は特に無い
【セカンドライフ】は、ゲームと違い、倒すべきモンスターや、ゴール、クリアなどの目標はありません。
バーチャル上で。人とコミュニケーションをし、建物やモノを作り、売買したり、恋愛・結婚したりする。バーチャル上での生活を楽しむ、というものでした。
今流行っている【VRChat】や【Cluster】などのバーチャルSNSが目指すものを、すでにやっていたのです。
ですが今のバーチャルSNSほど一般的にはなっていません。理由としては、
- 映像を表示するための高性能なパソコンが必要だった
- ユーザーが一気に増えたため、パス制に仕組みを変えた
- あくまでも画面上だけで表示される仮想世界だった
などいろいろありますが、おそらく大勢の人が「生活する?いや、現実で良くね?」となったからじゃないでしょうか。
この時はまだ、仮想世界への理解が得づらかったと想像できます。
セカンドライフの現在《2021年》まとめ
【セカンドライフ】は今も健在です。
楽しんでいる人々も、未だ多くいます。気になる方は入ってみるのもいいでしょう。
現在の利用者さんに【セカンドライフ】の現状を教えていただきました。
- 同時ログイン数は3~5万人
- 1日のリンデンドル(通貨)取引額は、日本円にして2000万円前後(盛んな経済活動が行われている)
- 17年続いていて、今現在も多く利用者がいる
というわけで、今も活発に【セカンドライフ】は運営されています。
17年生活している人々がいる仮想世界ってすごいですよね。
その後【セカンドライフ】関係の話では、創業者フィリップ・ローズデール氏が、新たに【High Fidelity】というセカンドライフのグレードアップ版を作りました。が、うまくいかなかったようで現在はほぼ終了しています。
【セカンドライフ】のリンデンラボ社が作ったVR没入型の仮想世界【Sansar】というのもあります。
ですがこちらは、ライブやイベント向けのプラットフォームへ方向転換した模様。
そして2022年の1月に、フィリップ・ローズデール氏は再び【セカンドライフ】に戻ってきました。
話題の【NFT】などの流れもあり、いよいよ仮想空間での経済が活発になりそうです。人々の生活に直結した「メタバース」のトビラが少しづつ開きつつあります。
【NFT】についてくわしく知っておくと、チャンスもたくさん転がっていそうです↓
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【セカンドライフ】の再来?【VRChat】や【claster】などVR SNSの台頭
今流行っているバーチャルSNSの【VRChat】や【claster】も、どっぷり遊ぶには高性能なパソコンやVRゴーグルが必要です。
少しハードルはありますが、遊んでる人口がどんどん増えて盛り上がっています。
新しくVRのSNSを始めようとする人は、【VRChat】や【claster】に流れていく人が多いようです。
今後も、こういったバーチャルSNSが流行し、衰退し、を何度か繰り返すかもしれません。
ですが、今の世の中の状況。その影響。そしてVRゴーグルによる、メタバースへの没入感。その技術の改善と進歩。
何より、VR分野にかけられているお金と、携わってゆく人の多さ。
遅かれ早かれ、バーチャルな世界が僕らの生活に入ってきて。大きくなってゆくのは間違いないでしょう。
【セカンドライフ】に時間とお金をかけた人は、【セカンドライフ】に愛着と執着があるだろうし、
【VRChat】や【claster】に時間とお金をかけた人は、そちらに愛着と執着があるわけで。
「どこが良くてどこがダメ」ということではなく、それぞれが好きな場所を選ぶ。
そして、UI(使い勝手)とUX(体験)が良いメタバースが残ってく。単純に「便利で有益なメタバース」が台頭してくるのでしょう。
こういったバーチャルの歴史がありつつ、これからのバーチャルの歴史が作られてゆく。
【セカンドライフ】をはじめとしたメタバースがどう続いていくのか、どういった変化があるのか。見守っていきましょう!
ちなみにVRをやるならVRゴーグル『Meta Quest2』が大人気です↓
VRをよく使う方はコントローラーの充電池も必需品ですので持っておきましょう↓
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他、メタバースについては知りたい方は、こちらにくわしくまとめています↓
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他、バーチャルの過去と、未来がどうなっていくのか。こちらでわかります↓
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