どうも。カルチャーマニアのSai(@saisei_to_hakai)です。
「VRの歴史がわかる本ってないの?」
そんなアナタにVR歴史書【VR原論 人とテクノロジーの新しいリアル】。感想レビューです。
VR歴史書【VR原論 人とテクノロジーの新しいリアル】感想レビュー
【VR原論 人とテクノロジーの新しいリアル】 服部桂 著
VR30周年
VRブームはこの本から始まった!
史上初のVRの本が大幅加筆を施し復活
進化を続ける「もうひとつの現実」をテクノロジーの系譜から読み解く
廣瀬通孝氏×GOROman氏との対談も収録!
この本でわかること
- VRの歴史
- テクノロジーの歴史
【VR原論 人とテクノロジーの新しいリアル】感想レビュー
日本のVR研究者、開発者、ビジネス関係者に読み継がれてきた史上初のVR本【人工現実感の世界】。
その改訂版ということで。
まームズかしい!今まで読んだ中で一番難易度高かった。
正直、僕のような一般人が読むものではなかった。
完全に、研究者や開発者向けの本でした。
センテンスが長いし、よくわからない言葉が次々に出てくる。
図解があっても、その図が何描いてあるのかわからない。
わからないなりに、拾い読みしてみましたよ。
NASAの取り組みだったり、映画を進化させたような『センソラマ』って装置についてだったり。
いままで読んだ本で見たことないものもいろいろ出てきました。
一番「ええっ!!?」って思ったのが、
“VR”という言葉を生み出して“VRの父”と呼ばれているお方。ジャロン・ラニアー氏。
その見た目。こんなヒッピーみたいな人が“VRの父”だったのか。
もっとこう、スーツ着たお堅い感じの人をイメージしてましたよ…。
読んでくと、「テレパシー」的な話やら「人間の意識をネット上にアップロード」するやら、楽しい話もチラッと出てくるんですが。
そこらへんはもっと研究が進んで、分かりやすい本が出てきたらでいいかなと。
【VR原論 人とテクノロジーの新しいリアル】面白かったところ
対談のところが面白いですね。やはり今現在のことを話されているので。
特にやっぱりGOROmanさんの発言が。感覚的にわかりやすい表現でホッとする。
こんな発言がありました。
「現在のグーグルで使えるのは文字や画像なんかの検索ですが、VR時代にはそこに“体験検索”みたいなものが生まれると思っています。」
これはめちゃめちゃイメージできる未来だなぁと思い。
貴重な体験だったらそれこそ高い値で売れたり、といったビジネスも起こり始めるのかなと。
【VR原論 人とテクノロジーの新しいリアル】印象に残った言葉
「コンピュータと人間の間の究極のヒューマン・インターフェースとは、人間の身体そのものではないでしょうか」
「でも本当に驚いたのは私の高校生の娘が試した時です。パイロットの訓練などまったく受けたことのない娘が、ベテランのパイロットと同じことをいとも簡単にできたんです」
さらに分子や原子を直接的に操作できるナノテクノロジーが実現すれば、物質の世界を集団として科学的な反応によって操作するのではなく、積み木を組み立てるように物理的操作によって新しい分子を作り出すことさえ可能になるかもしれない。
【VR原論 人とテクノロジーの新しいリアル】読んで考えたこと
まず内容以上に、「文章を書く」ということについて考えてしまいました…。
文体が合わないだけなのか、僕の読解力がないだけなのか。
この本を読んで、一般の方がどれだけ理解できるものなのか…。
なかなか読み進めるのが大変な本でした。
僕はこのサイトで、あくまで一般の方向けにVR記事を書きますので。
できるだけセンテンスを短くして。わかりやすい文章を書けるよう心がけよう…。
【VR原論 人とテクノロジーの新しいリアル】まとめ
読んでって、対談部分のラストあたり。GOROmanさんの発言で、この本の意義がようやくわかりました。
「この本に載ってる会社は、もうほぼなくなってる。そしてこの本に書かれてることを、今また同じようにやっている」
だから、同じ失敗を繰り返さないように。
今VRに関わっている、研究者・開発者が読むための本なのですね。
VR歴史書・VR研究書・VR参考書、ってことで。なるほど。
一般ピープルとしては、後半の加筆と、対談の部分を読んどけば良し。
あとの読解は、研究者・開発者さんにお任せします。
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