「VRメタバースって今どんな感じなの?」
というわけで、VRでバーチャルなワールドを巡ってみていろんなメタバースを体験しました。そうして見えてきたもの。VRメタバースの今、そして“これから。
今後のVRメタバースはどうなるのか、というテーマでお伝えします!
【VRメタバースの現在 】人気のVRChat、ClusterやHorizonはどうなる?
VRメタバースといえば【VRChat】
まずは【VRChat】ですね。利用者も多く活発です。
日本人ユーザーさん達の、アバター作りへの熱量は目を見張るものがあります。
バーチャルマーケットなど、定期的に大きなイベントも開催されていて。VRメタバースといえばコレ、みたいなところはありますね。
日本語対応していないのにここまで一般化している、というのは…先人たちがものすごい熱量で頑張ってきたんだな、というのが容易にイメージできます。
Oculus Quest2の発売によって、VRでの参加者もどんどん増えている印象。
今後も“VRメタバースといえばVRChat”という感じで、盛り上がりが続いていきそう。
ひとまず【VRChat】をやってみる、という感じではありますが…一通りワールドを見回ったら、アバター作りやワールド作り…そういう遊びになってくると、一般には敷居が高い。
一般ユーザーよりはクリエイターが残って利用している感じがします。
日本発VRメタバースといえば【Cluster】
日本発のVRメタバースといえば【Cluster】。
日本語なので、とうぜん日本人としては使いやすい。
イベントやゲームコンテストなども頻繁に開催されています。
一般でも簡単にワールドやゲームを制作できる環境をどんどん整えている印象です。
社長の発言からも、一般から「VRクリエイター」をどんどん輩出して、「それで食ってける」人を増やす方向で考えられているようです。
そういう経済圏を生むサービスになってゆくのか、注目しておきたいです。
僕自身も【Cluster】の「バーチャル渋谷」を見てからVRに興味を持ったクチです。
もう少し余裕ができたら「VRでの制作」にも手を出してみたいと考えています。
【Recroom】と【Neos VR】も要注目
他に勢いがあるのは、【Recroom】と【Neos VR】です。
【Recroom】は日本語対応されていないですが、日本ユーザーの方も増えています。
ゲームが豊富で、そこに関して抜きんでている印象です。
一般ユーザーが歩きまわるぶんには一番遊べるVRメタバースなんじゃないか、という感じがします。
【Neos VR】はまず日本語対応されている時点ですごい。
そして一歩踏み込んで使いこなせば、感覚的にいろいろ作っていけるようなVRメタバース、という感じ。
(まぁそれは他も同じか…)
他のVRメタバースどう違いが出てくるか、楽しみなところです。
Meta社の【Horizon】はどうなるのか?
VRメタバース勢力図に巨人・Meta社が【Horizon】を投入するわけですが。
Facebook担当者のインタビューを読むと、【Neos VR】のように「協力して何か作り上げてく」みたいな方向性っぽいですね。
誰もが知る「Meta(Facebook)」という名前でどのくらいの人が使いはじめるかは未知数なわけですが。
仮想通貨ディエムなども使われる世界になると思われるので、動向が気になるところです。
個人的な妄想すると…ザッカーバーグ氏が映画【レディ・プレイヤー1】みたいに、「Horizon内のどこかに財宝を隠したぜ!みつけたやつに全部やるぜ!ヒャッハー!」みたいなことをやってくれたら楽しいし、一気に世間に浸透するんじゃないかなーと。
そんな期待をしてます。
その他のVRメタバースはノーマークで良し
日本発の【ambr】はイチから出直し、って感じだったし。
他の外国発VRメタバースは、日本語対応しない限り一般化することはなさそう。
なので、その他のVRメタバースをまとめた記事にも書きましたが…
- Altspace
- Bigscreen
- vTime
- Somnium Space
- Manova World
ここらへんは今のところ注目する必要ないかと。
さらに加えて言うと、
【セカンドライフ】創設者の作った【High Fidelity】はほぼ終了。
同じく【セカンドライフ】のリンデンラボ社が作った【Sansar】は、ライブやイベント向けのプラットフォームへ方向転換した模様。
中国の【Oasis VR】はほぼ【VRChat】みたいな感じなので使う必要なし。
【ChilloutVR】はダウンロードややこしいし、英語だし、ノーマークで良さそう。
【Sinescape】は情報少なすぎて謎。
【Lavender】は有料だからわざわざ買う一般勢はいなそう。
というわけで、いろいろあるVRメタバースの中で使うべきものは絞られてくるわけですが。
そこへ、大外からまくってくる可能性があるのは…ゲーム会社の人気ゲーム。これがVRメタバース化してゆくのではないでしょうか。
人気ゲームがメタバース化してすべてを飲み込む?
まず筆頭に挙げられるのが、バトルロワイヤルゲームの【Fortnite】。
もはやゲームの域を超えて、巨大なライブイベントが行われていたり。バーチャル内で大勢の人が集まる場所として使われていて、単に「ゲーム」とは言えなくなってきている。
それもそうですよね。イチからバーチャルワールドを作るより、もう作られているワールドをそのまま使った方が効率いいわけですし。
そして、VRメタバースで個人が作るミニゲームと、ゲーム会社が作るゲームとは全く別物なわけで。
とても一個人が作れるレベルではないクオリティのゲームが用意されていて、それを友達とコミュニケーション取りながら遊べる。
利用者の自由度が上がるサービスも展開されていけば、ゲーム会社の作るメタバースがすべてかっさらっていきそうな気もします。
【Fortnite】だけじゃなく、【Roblox】、【Minecraft】、【Core】…そういったゲーム世界のメタバース化する動きがはじまっている。
大人気ゲームの“メタバース化”。これは大いにありそうな未来ですね。
一般ユーザーとしてのVRメタバース利用状況
最後に、白状します。
興味があったので、VRメタバースをいろいろ巡ってみたものの…その後、ほとんど使っていません。
「バーチャルをどうリアルに活かせるか」という点に注目しているのですが…
僕はVRクリエイターでもない一般勢なので、まだそれほどVRメタバースを日常利用する理由が見当たらず。
何か大きなイベントがあった時にチラッとのぞきに行くくらいのものです。
何か制作して、すでに経済活動を行っているVRクリエイターの方が利用するのはわかるのですが…一般の経済活動とバーチャルの経済活動がリンクしてくる状況はまだまだ先の話ですし。
『Twitter』や『Instagram』のように一般がVRメタバースを使うイメージもまだ見えないです。
でもだからこそ今、密な関係が築ける場所ではある。
ひとまず、上記のVRメタバースで使えるバーチャルアバター作りからのんびりはじめてみようか…そうして今後をVRメタバースの変化を見守っていこうと思います。
現在人気のものから、【Horizon】の参入、ゲームのメタバース化、今後も要注目です。
ちなみにVRをやるならVRゴーグル『Meta Quest2』が大人気です↓
VRをよく使う方はコントローラーの充電池も必需品ですので持っておきましょう↓
【関連記事】>>>【Meta Quest2】コントローラーの電池は“充電池セット”がオススメ《使わないと損する》
他、メタバースについてはコチラにまとめています↓