どうも。カルチャーマニアのSai(@saisei_to_hakai)です。
「VRって、地方でどう使えるかなぁ?」
そんなことを考えているアナタに。今回はVRをどう地方に活かすか、についてお伝えします。
VRで町おこしや「地方創生に役立てよう」という活動は、すでに多く行われています。
でも内容を見ると「観光スポットを360°で見れる」とか、その程度のものがほとんどです。
おそらく行政などのグループでこういうことをやろうとすると、凡庸なものになりがちですね。
そこで、ひとりの個人の方を紹介したいと思います。
VRで地方創生!【VR蕎麦屋】に学ぶ《VRを田舎暮らしに活かすには》
この記事でわかること
- 【VR蕎麦屋タナベ】さんについて
- 【VR蕎麦屋タナベ】のヒントから、どうVRを現実に活かすか
- 【VR農家】なんてどうでしょう
そば屋がVRやってるって?【VR蕎麦屋タナベ】さん
東京の本郷にある、「手打そば 田奈部」。
上品で落ち着いた店構えのそば屋さんですが、ここの店主はVR界で有名な方です。
VR内の仮想空間でいろいろな人とコミュニケーションできるSNS【VRChat】。
そこで、店主のタナベさんは様々な映像や仮想空間(ワールド)を作っています。
もともと、映画制作にあったそうで。遊びで動画などを制作しはじめたそうです。
そのうちVR内にて「そば屋がVRやってる」という異色の組み合わせが話題になり。
で。それがバーチャル上だけじゃなく「リアルにお店がある」。
しかも「SNSにアップされた“鴨せいろそば”が美味しそう」ということで。
VRChatユーザーがお店に来て「鴨せいろ」を注文するようになっていった、というわけで。
【VR蕎麦屋タナベ】がどんどん知られていくようになりました。
(VRChatを通して、店員の面接などもしたことがあるそうです!)
以上が【VR蕎麦屋タナベ】のざっくりとしたストーリーです。
この一例には、大きなヒントがあると感じます。
地方で【VR農業・VR農家】なんてどうでしょう
例えば。地方の農家が、VR農家をやってみたらどうでしょう。
VRの仮想空間に、畑のワールドを作る。
そこに多少のゲーム性も加えて、収穫できるようにする。
イベントを開催して、VR農業体験をしたっていい。
野菜づくりのコツを、セミナー開いたっていい。
わざわざリアルな畑に出向かなくても、自分の部屋から受講できる。
知り合いじゃなくても、対面しなくても、興味がある人は誰でも。気軽に参加できる。
そしてそのVR農場で作った作物として、リアルな作物を現実で売り出す。
直売所などで「この人が生産者です」とアバターの写真付きで。
いままで「リアル」でやっていたことを、「バーチャル」でやる。
今のVRではまだ、これだけで、先駆者になれるのです。
「リアルな農家」ではない「バーチャルな農家」という異色な点に、圧倒的な宣伝効果がある。
これはまだ誰もやっていない。おそらくそのうち始める人が出てくるでしょう。
そしてこういうものは、一番初めにやったもん勝ちで。後からやっても意味がない。
もし地方で農業をやっていて、しかも「VRに興味がある」という方がいれば、やってみるといいんじゃないでしょうか。
例えばの話として「農家」をあげましたが、いろんな視点で見れば、いろいろなアイデアが出てくると思います。
VRは、単なるゲームではありません。
新たな交流をもたらすコミュニケーションツールでもあり、新たな能力を得られるシュミレータでもあります。
自分の専門分野を持っている人が、VRの可能性を見たとき。
さまざまなアイデアやチャンスが生まれてくるでしょう。
「バーチャルをどうリアルに活かすか」
これを考えながら、今後もVR・XRを調査していきたいと思います。
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>>>【バーチャルを学ぼう】未来を生き残るための知識を得よう《最新情報・本・過去と未来》
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