どうも。カルチャーマニアのSai(@saisei_to_hakai)です。
「スケベ心はフェニックス…何度だってたちあがるッ!」
異色のVtuberとして存在感を放つ【ミソシタ】さん。
- 《ポエムコア》なる音楽スタイル
- 仮想空間のワールドを制作
- いち早くNFT作品を販売している
進化しつづけるミソシタさんに「バーチャルでの新たな表現」を見たので、以下にくわしくまとめます。
「他とは違うVtuber」に興味のある方、必見です。
異色のVtuber【ミソシタ】とは?独特な歌詞や名言がクセになる
“Vtuber”といえば…まずキズナアイちゃんや、電脳少女シロちゃんのような美少女キャラがイメージされます。
そんな中、全く毛色の違うVtuber【ミソシタ】さん。
彼を見ると、“バーチャルで表現する”ということがどういうことか、よく理解できます。
バーチャル配信してる方や、バーチャルに興味がある方は、ぜひサクッと読んでってください。
【ミソシタ】のYoutubeからわかること
ミソシタのアバター
メタリックな質感の青い肌。長い頭部で、胸がある。全裸。
画像の通り、一見、気色悪い。男性ウケ要素どころか、女性ウケ要素すら無い。
ミソシタの声
男性声。知的なイケボ(イケメンボイス)。たまに情けない声も出す。
ミソシタの音楽
雑多だが、ヒップホップ中心。歌詞は、非リア充の生活感丸出し。
童貞感と厨二病感を洗練させた、詩情あふれるリリック。情熱を秘めた確信犯。
ミソシタの代表曲(Youtubeで聴ける)
- ミッドナイトファイティングブリーフ
- 地下二階のレジスタンス
- ヘンリー・ダーガー
- 革命前夜
- RESTART
- 満天のパラレル etc…
ミソシタのCDアルバム
- 『ミソシタ』
- 『We Are Virtual』
【ミソシタ】の歌詞・名言
- 「人の闇は笑うな だが俺の闇は笑え」
- 「男とか女とか処女とか童貞とか そりゃリアルのやつの概念だ 僕はバーチャル バーチャルだ」
- 「スケベ心はフェニックス 何度だってたちあがる」
- 「闇の先に待ってるのは光じゃない もっと美しい闇だ」
【ミソシタ】の中の人
【ミソシタ】の中の人をやっているのは、《ポエムコア》の創始者であるBOOL氏です。
BOOL氏も見た目はこんな感じで、謎に包まれていますが…
【ミソシタ】以前より《ポエムコア》を提唱して活動してきたVtuberでした。
【ミソシタ】の考察
ミソシタさんの動画を見て。「なるほど、バーチャルだと一歩踏み込んだ表現ができるのか」と衝撃を受けました。
ミソシタさんは自身の音楽を《ポエムコア》と呼び、「ナイフのような自意識、スケベ心、おもしろダークネス」といった要素で活動されています。
同じ内容を、リアルな社会人が、普通に生活している中で表現できるでしょうか?なかなかハードルが高いですよね。
今の世の中、多くの人がSNSを利用しています。が、そこで表現していることはリアルな表現でしょうか?
人からどう見られるか。しがらみ、同調、建前、忖度。言いたいことも言えないこんな世の中じゃ…ポ、ということになっていないでしょうか。
知りたくもない誕生日通知が「祝え」とばかりに送られてきて。おじさんがおじさんの誕生日をお祝いしてる、なんていう地獄をよく見かけていませんか?誰もそんなこと望んじゃいないのに…。
つまり、リアルこそ仮。バーチャル表現の巣窟なのです。
リアル社会では、実の顔で、実名をさらしてやってかないといけないわけですから。自分で自分の表現にリミッターを設ける。当然の処世術です。
本音でどう思っていようが、カドが立たないよう、良識ある大人としてふるまう。その必然として、SNSには毒にも薬にもならないような投稿を垂れ流することになる。
利用者がリアルだからこそ、本音は隠され、表現がバーチャルになる、という現象が起こる。中身は空洞です。ゆえに失う求心力。加速するSNS離れ。
しかし。ミソシタさんのように、存在がバーチャルの者にタブーは無い。しがらみも、同調圧力も、「あのコに嫌われたらどうしよう」も、無い。実の顔も実名も切り離されているので、かっこつける必要もない。
リミッターを外した、リアルな表現ができる。
かといって、トイレのラクガキや、2ちゃんねるのようにただぶつけるわけではありません。たとえそんな発散をしたところで、面白味や説得力、芸術性がなければ誰にも響きません。心に飼うモンスターを、冷静にコントロールしてこそ、新たな表現ができるわけで。
それに、アバターという仮の姿はあり。そこにも功名心や自己愛はあります。せっかくのアバターをおとしめるような行動はしづらいでしょう。
まとめましょう。
バーチャルなアバターを身にまとえば、リアルな表現ができる。コンセプトを持たせて、新しい表現もできる。
それを手にした時、あなたが表現したい事は何ですか?
【ミソシタ】について まとめ
最近のミソシタさんは、バーチャルワールドを作ったり、NFT作品を制作したり。最先端の表現活動を次々とチャレンジされています。
時代はミソシタさんの後を追って変わっていくでしょう。
ミソシタさんは歌っています。
「RealじゃないがFakeでもない 俺らはVirtual」
バーチャルという人間の形態。実像と虚像の狭間。そんな僕ら冷徹なバーチャルが。新たな表現を手にする。
バーチャルな表現で覆われたリアル社会に。バーチャルな僕らが、リアルな表現で侵食を開始する。
霧が晴れるのはもうすぐです。
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